四角豆(うりずん豆)は翼のようなさやを持った夏の野菜です。
沖縄ではポピュラーですが、まだ珍しい野菜なので、食べ方や保存の仕方に迷ってしまうかもしれません。
四角豆の常温、冷蔵、冷凍保存の方法と保存期間についてご紹介します。
四角豆はさやいんげんと同じような使い方ができ、野菜と豆両方の栄養が摂れるお得な野菜です。
おかずだけでなくおつまみにもなる保存食レシピもありますので、手に入った際はぜひ参考にして楽しんでくださいね。
Contents
四角豆(うりずん豆)の保存の仕方
四角豆は暑さに強く、寒さに弱い野菜です。
生の状態のものを冷蔵庫に入れてしまうと低温障害を起こしますので、冷暗所に置きましょう。
長期保存する場合は硬めに茹でて冷凍保存します。
四角豆(うりずん豆)の保存温度
生の四角豆は15℃前後で保存します。
四角豆(うりずん豆)の保存方法まとめ
- 常温・・・通気性の良い袋か新聞紙に包んで冷暗所に置く
- 冷蔵・・・新聞紙に包んで野菜室に置く
- 冷凍・・・硬めに茹でて密封し、冷凍する
- 干し・・・保存には向きません
四角豆(うりずん豆)の保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・1週間
- 冷蔵・・・1週間
- 冷凍・・・2週間
- 干し・・・保存には向きません
四角豆(うりずん豆)を常温保存する方法
四角豆は常温保存が適しています。
夏の暑い時期に大きく育つ、暑さに強い野菜です。
しかし収穫したものは、直射日光を避け、涼しいところに保存しましょう。
四角豆(うりずん豆)の常温保存法
- Step1包む新聞紙に包む、または通気性の良い袋に入れる
- Step2保存15℃前後の日の当たらない場所に置く
四角豆(うりずん豆)の常温保存の際の保存期間
1週間は日持ちしますが、なるべく早く食べましょう。
四角豆(うりずん豆)の常温保存の際の栄養素は?
四角豆はカロテンやカリウムなど野菜の栄養のほか、豆としての栄養も豊富に含まれます。
たんぱく質や良質の脂質、アミノ酸、食物繊維が含まれ、とてもバランスのよい野菜です。
保存によって大きく減ることはありません。
四角豆(うりずん豆)を冷蔵保存する方法
四角豆は低温に弱いので、冷蔵庫に入れてしまうと黒く変色し傷みが早くなります。
常温で適切な場所がない場合、冷えすぎないように新聞紙で包んで野菜室に入れましょう。
四角豆(うりずん豆)の冷蔵保存法
- Step1包む新聞紙で厚めに包む
- Step2保存野菜室、またはドアポケットなど冷えすぎない場所で保存
四角豆(うりずん豆)の冷蔵保存の際の保存期間
1週間です。
四角豆(うりずん豆)の冷蔵保存の際の栄養素は?
四角豆に含まれるアミノ酸のリジンは、体内で作ることのできない必須アミノ酸です。
アミノ酸は体を作るのに欠かせない栄養素ですが、体内で作れないものは食事から摂る必要があります。
小麦や精白米にはリジンが最も不足していますが、一緒に食べることで補うことができ、バランスの良い食事になります。
保存の間に大きな変化はありません。
四角豆(うりずん豆)を冷凍保存する方法
硬めに茹でて冷凍しておけば、すぐに使えて便利です。
切って保存するときは、茹でてから切りましょう。
四角豆(うりずん豆)の冷凍保存法
- Step1下処理両端のへたを落とし、気になれば筋を除く
- Step2茹でる熱湯に塩を少々入れ、1~2分茹でる
- Step3冷やす冷水にとって色止めする
- Step4入れる水気を拭き取り、保存袋に入れて密封する。またはカットしたり小分けにしたりしてラップに包み、保存袋に入れて密封する
- Step5保存冷凍庫に入れる
野菜マルシェのなのか
- 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
- アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
- 冷凍室を強に設定するとなおよし
四角豆(うりずん豆)の冷凍保存の際の保存期間
2週間です。
四角豆(うりずん豆)の冷凍保存の際の栄養素は?
四角豆に含まれるビタミンB群やC、カリウムなどのミネラルは、水溶性なので茹でるときに多少流れ出てしまいます。
茹ですぎないように注意するほか、カットする前に茹でることをおすすめします。
カットしてから茹でると、切り口から栄養が流れやすくなってしまいます。
四角豆(うりずん豆)を冷凍したあとの解凍方法
解凍せず凍ったまま調理しましょう。
解凍してしまうと水が出て、仕上がりがべちゃっとなりがちです。
和え物にする時は電子レンジで加熱して調理します。
四角豆(うりずん豆)を干す保存方法
若さやは乾燥保存には向きません。
四角豆(うりずん豆)のカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
切ってしまったものは火を通して冷凍、または冷蔵しましょう。
切ってから火を通す場合、電子レンジを使うと栄養が流れないのでおすすめです。
四角豆(うりずん豆)の保存方法 使いかけ
電子レンジで加熱する場合、加熱しすぎると水分が飛んでしまうので気をつけましょう。
ラップで包んで密封し冷凍するかタッパーなどに入れ冷蔵庫で保存します。
四角豆(うりずん豆)をカットしたときの保存期間
冷凍すれば2週間、冷蔵すれば2~3日日持ちします。
四角豆(うりずん豆)の長持ちさせる保存方法
硬めに茹でて冷凍するのが一番日持ちします。
四角豆(うりずん豆)の外の保存
四角豆は日の当たらない涼しい場所であれば、屋外でも保存することができます。
新聞紙で包み、雨が当たらないように注意して保存します。
四角豆(うりずん豆)の新聞紙がないとき
紙袋で代用できます。
四角豆(うりずん豆)の保存容器や保存袋
冷凍の際は密封しますが、常温保存や野菜室の保存には密封せず、通気性の良いものを使うようにしてください。
四角豆(うりずん豆)の茹で方
- さやの左右のへたを切り、気になれば筋を取る
- 熱湯に塩を少々入れ、1~3分茹でる
- 冷水にとり、粗熱が取れたらざるなどに上げて冷ます
若さやは柔らかいので筋を取らなくても良いのですが、気になる方は除いてください。
ひだとひだの間に茶色い筋があるので、楊枝などで起こしてから手で引くときれいに取り除けます。
炒め物など加熱料理に使う時は1~2分、和え物やサラダに使う時は2~3分茹でます。
天ぷらにする場合は下茹での必要はありませんが、加熱調理に使う場合でも下茹でをしてから最後に加えて絡めたほうが彩りが良く、食感も損ないません。
四角豆(うりずん豆)の保存場所
生の四角豆は冷暗所で保存します。
冷暗所とは、15℃前後の涼しい、日の当たらない暗い場所のことをいいます。
四角豆(うりずん豆)の見分け方と選び方
腐っている場合の見分け方
以下に当てはまると育ち過ぎていたり、鮮度が落ちていたりします。
- 全体的に色が薄い
- ひだが黒く変色している
- つやがなく、さやがデコボコしている
新鮮な選び方
新鮮な選び方は、以下の通りです。
- ひだがきれいに揃っている
- 鮮やかな緑色
四角豆(うりずん豆)の旬
早いものは7月中旬から出始め、9月から10月にかけて最盛期を迎えます。
四角豆(うりずん豆)について
四角豆はタイやインドネシアなどの熱帯アジアで広く栽培される夏の野菜です。
実の断面が四角形に見えることから四角豆と呼ばれます。
日本では沖縄で多く栽培、出荷されており、夏の暑い時期の野菜不足を補う栄養価の高い野菜です。
「うりずん」は沖縄の言葉で初夏を指し、新緑の色と似ていることから沖縄では「うりずん豆」と呼ばれます。
四角豆は若さやだけでなく、花やつる、葉、枯れた後の根っこ(塊根)まで食用になり、家庭菜園用に種や苗も販売されています。
四角豆(うりずん豆)の保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
四角豆(うりずん豆)の保存食の種類
- 和え物
- スープ
- 炒め物
四角豆(うりずん豆)の保存食レシピの簡単作り方と保存期間
四角豆の簡単ナムル
冷蔵庫で2~3日保存ができます。
作りたてもおいしいですが、時間を置いても味がしみ込んで、またおいしくいただけます。
四角豆(うりずん豆)の常備食人気レシピの作り方と保存期間
四角豆の塩麹炒め
塩麹は、それだけで味が決まるのでおすすめです。
下茹でしたものや冷凍した四角豆を使う時は炒め過ぎに注意して下さい。
冷蔵庫で2~3日保存ができます。
四角豆(うりずん豆)の漬物・酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
四角豆のピリ辛漬け
市販の漬物のもとなら何でも使えます。
簡単で、冷蔵庫で1~2週間もつので重宝します。
四角豆(うりずん豆)の保存食冷凍レシピ
四角豆の肉巻きレモン塩風味
焼いてから、冷ましてラップに包んで冷凍し、2週間ほど保存することができます。
味付けせずに保存すれば、その日の気分に合わせて味付けを変えることもできます。
四角豆(うりずん豆)のお弁当のおかず
四角豆のピーナッツ味噌和え
水気が出ないので、お弁当にぴったりです。
冷蔵庫で2~3日保存ができます。
四角豆(うりずん豆)の保存食筋トレ
四角豆とモロヘイヤの納豆和え
いろんな食感が楽しい副菜です。
和えたらよく混ぜて、すぐに食べるのがおすすめです。
トマトと四角豆の中華風卵スープ
茹でた四角豆を使う時は仕上げに加えます。
冷蔵庫で1~2日保存できます。
離乳食の保存
離乳食後期から使うことができます。
四角豆は少し苦みがあるので、5分ほど茹でて柔らかくし、甘めのピーナツ和えや胡麻和えにすると食べやすくなります。
離乳食用に柔らかく茹でて冷凍しておくと便利です。
保存は2週間を目安に使い切ってください。
まとめ
花や葉、根も食べられる四角豆は家庭菜園でも人気の野菜です。
花は青紫色で、サラダの彩りに使うと目でも楽しめますね。
ユニークな形もかわいい四角豆、見つけたらレパートリーに加えてくださいね。
よく読まれています
コメントを残す