ハーブといえば香り豊かで肉や魚と組み合わせて食べるイメージですが、香り成分には体に有益な効能があり、栄養も豊富なんですよ。
代表的なハーブの栄養と効能を解説するとともに、ハーブと共に食べ合わせると良い食材についても一緒に紹介していきます。
Contents
ハーブの栄養素と効能
代表的なハーブにはどのような栄養があり、効能が期待できるのかを紹介していきます。
パセリ
抗酸化作用が強くがんの抑制効果も期待できるカロテンや、コラーゲン生成に関与するビタミンCを豊富に含みます。
香り成分はアピオールといって食欲増進の効果があります。
洋食の添えとして定番のパセリですが、口臭予防の効果もあるため残さず食べることをオススメします。
バジル
日本でもおなじみのハーブです。
パセリ同様にカロテンを豊富に含んでおり、抗酸化作用で細胞の老化を抑制します。
リナロールという香り成分は、食欲増進や鎮静作用があると言われています。
シソ
日本を代表するハーブの一つです。
カリウムが豊富で、むくみの改善や高血圧予防に効果があります。
香り成分には防腐作用があり、昔から寿司などに利用されてきました。
また最近では実から採れるエゴマ油に強い抗酸化作用があることがわかり注目を集めています。
ローズヒップ
バラ科の植物の実です。
ビタミンCが豊富で、ローズヒップティーなどの美容効果を期待した商品が日本でも多く販売されています。
ヨーロッパではローズヒップティーを風邪薬として飲む民間療法が普及しています。
このように、ハーブには単なる肉や魚の臭み消しとしてでなく、ハーブ自体にも有益な栄養素や香り成分を含んでいます。
香り成分による効能ハーブならではと言えるでしょう。
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ハーブの栄養ランキング
ハーブには様々な栄養が含まれていることが分かりました。
香り成分にも注目すべき効能がたくさんあり、食用として日々の生活に取り入れたいハーブをランキング形式でご紹介していきます。
1位:パセリ
強い抗酸化作用を誇るカロテン、肌の調子を整えるのに役立つビタミンC、高血圧予防に効果があるカリウム、骨の形成に欠かせないカルシウム、貧血予防の鉄などなどとにかく栄養豊富です。
香り成分には口臭を予防する効果もあり、料理に添えられているパセリもぜひ残さず食べましょう。独特な香りが苦手であれば、細かく刻んでスープに入れるのも良いでしょう。
2位:ローズヒップ
ビタミンCを豊富に含むローズヒップはハーブティーとして取り入れたいハーブです。
コラーゲン生成に関与し、抗酸化作用もあるため美容への効果も期待できます。
実から抽出されるオイルにはリノール酸やリノレン酸という脂肪酸が含まれており、体内で生成できないことから必須脂肪酸と呼ばれています。
人の細胞の成分となることから、やはり美容目的として注目されています。
3位:ショウガ
香味野菜であるショウガもハーブの1種といえます。辛み成分のショウガオールやジンゲロンは体を温める用かがあるため、冷え性の改善に役立ち女性はぜひとも取り入れたいハーブです。
殺菌作用もあるため風邪のひき初めにも効果的ですよ。
4位:ヨモギ
とても身近な存在であるヨモギには、食物繊維が非常に豊富に含まれています。
腸内環境の改善に役立つ以外にも、糖の吸収を穏やかにして血糖値の上昇を緩やかにします。
血中コレステロールを体外へ排出するなど生活習慣病の予防にも効果が期待できます。
漢方の世界では冷え性や生理痛を癒すと言われています。
5位:クレソン
肉料理の添えとしてぴったりなクレソンは、辛みが特徴的です。
だいこんやワサビと同じ辛み成分であるイソチオシアネートは血液をサラサラにしてくれる効果があります。
血液成分の生成やDNA合成に関わる葉酸も豊富で、妊娠中の女性にはぜひオススメしたいハーブです。
ハーブと食べ合わせの良い食材
ハーブは単体で食べるよりも、他の食材と組み合わせて食べるものです。
栄養も効率よく摂取できて美味しい、相性の良い組み合わせをご紹介します。
トマトとバジル
イタリア料理定番の組み合わせです。
トマトに含まれるビタミンCが、バジルに含まれる鉄分の体内での吸収を促してくれます。
ショウガとお寿司
ショウガの甘酢漬け(ガリ)がお寿司に添えられているのは、ショウガの殺菌作用を利用してお寿司の防腐効果を狙っているからです。
昔ながらの知恵もとても理にかなったものなんです。
クレソンと肉
肉料理の添えの定番であるクレソンの辛み成分には肉の脂肪を分解したり、食欲増進の効果があります。
クレソンと一緒に食べれば大きなステーキも美味しくいただけます。
まとめ
ハーブの栄養について解説してきました。
ビタミンやミネラルはもちろん、特徴ある香り成分を含んでいることで他の野菜とは違った効能があることが分かりましたね。
肉料理や魚料理、ハーブティーとしてしか使えないと思われがちなハーブですが、もちろんそれ以外にも料理法は様々です。
香りづけとしてだけで使うのではなく、ハーブそのものを体に取り入れてみませんか。
豊かな香りは普段の料理を一味違ったものにしてくれるはずですよ。
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