珍しい食材、黒あわび茸。厚みがありコリコリした食感はあわびにとても似ています。
馴染みがなく保存方法に悩んでしまいますが、気を付けるポイントは難しくありません。
今回は冷蔵・冷凍・干し方と保存期間や栄養も解説します。
最後にご紹介するシンプルで簡単な保存食レシピは、賞味期限も長く黒あわび茸の強い風味を楽しめるおススメのレシピです。
黒あわび茸は冷凍保存や干して乾燥させることにより旨味がアップし長期保存が可能です。
正しい保存方法で、黒あわび茸の旨味と風味を無駄にすることなくいただきましょう。
Contents
黒あわび茸の保存の仕方
黒あわび茸は、他のきのこ類と同じように冷蔵や冷凍保存ができ、干して保存することも可能です。
冷凍する時や干したりする時は食べやすい大きさにカットするとすぐに使うことができ便利です。
黒あわび茸の保存温度
黒あわび茸は0℃~5℃で保存します。
黒あわび茸の保存方法まとめ
- 常温・・・キッチンペーパーに包み袋に入れて保存
- 冷蔵・・・キッチンペーパーに包み袋に入れて冷蔵庫で保存
- 冷凍・・・カットし袋に入れ冷凍庫で保存
- 干し・・・カットし天日干ししたら袋に入れ冷蔵庫で保存
黒あわび茸の保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・1~2日
- 冷蔵・・・1週間
- 冷凍・・・1か月
- 干し・・・1週間~半年
黒あわび茸を常温保存する方法
黒あわび茸は常温保存できるきのこですが、1~2日以内に食べきるようにしましょう。
室内の温度が高くなる夏場は常温保存はせず、冷蔵庫で保存してください。
黒あわび茸の常温保存法
- Step1包むパックから取り出しキッチンペーパーで包む
- Step2袋に入れるポリ袋にいれる
- Step3保存する直射日光の当たらない場所で保存する
傘を下にして保存すると長持ちします。
黒あわび茸の常温保存の際の保存期間
1~2日以内で食べきりましょう。
すぐ使わないときや室内の温度が高いときは冷蔵庫に入れて保存してください。
黒あわび茸の常温保存の際の栄養素は?
黒あわび茸には、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富で、特にビタミンB群が多く含まれています。
中でも多く含まれるビタミンB1は疲労回復、ビタミンB2は皮膚トラブルの防止や抗酸化作用による動脈硬化などの生活習慣病予防に役立ちます。
その他のビタミン類ではナイアシン、パントテン酸を含み、糖質、脂質、アルコールの代謝を促進する働きがあります。
黒あわび茸を冷蔵保存する方法
冷蔵保存の方法をご紹介します。
水滴がつかないよう、キッチンペーパーに包むと長持ちします。
黒あわび茸の冷蔵保存法
- Step1包むパックから取り出しキッチンペーパーで包む
- Step2袋に入れるポリ袋に入れる
- Step3保存する冷蔵庫で保存する
保存の際は逆さまにして傘を下にするようにしましょう。
洗ってしまうと風味が落ちてしまうため、洗わずに保存してください。
黒あわび茸の冷蔵保存の際の保存期間
1週間ほど保存できます。
時間がたつほど風味が落ちてしまうので、早めに食べきるようにしましょう。
黒あわび茸の冷蔵保存の際の栄養素は?
黒あわび茸にはビタミン類やミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
特に多いビタミンB1は疲労回復に、ビタミンB2は肌トラブル防止や生活習慣病予防に役立ちます。
冷蔵保存による栄養価の変化はありません。
黒あわび茸を冷凍保存する方法
冷凍保存の方法をご紹介します。
食感が少しなくなってしまいますが、旨味がアップし長期間保存することができます。
黒あわび茸の冷凍保存法
- Step1カットする使いやすい大きさにカットする
- Step2袋に入れるフリーザーバッグに入れる
- Step3保存する冷凍庫で保存する
洗うと風味が落ちるため、洗わずに保存しましょう。
野菜マルシェのなのか
- 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
- アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
- 冷凍室を強に設定するとなおよし
黒あわび茸の冷凍保存の際の保存期間
冷凍することで1か月ほど保存できます。
黒あわび茸の冷凍保存の際の栄養素は?
黒あわび茸に含まれるビタミンB群は水に溶けやすい性質なので、冷凍保存による変化はありませんがお湯で解凍すると流れ出てしまいます。
その他のミネラルや食物繊維などの栄養素の変化はありません。
また、冷凍すると細胞が壊れて旨味が上がります。
黒あわび茸を冷凍したあとの解凍方法
解凍せずそのまま使えます。
煮物やスープにするのがおススメです。
黒あわび茸を干す保存方法
黒あわび茸の干し方をご紹介します。
旨味や栄養素が上がり長期保存もできます。
黒あわび茸の干す保存法
- Step1カットする食べやすい大きさにカットする
- Step2干すネットやザルに並べて干す
- Step3保存する乾燥させたら袋に入れ暗所か冷蔵庫で保存する
風味が落ちてしまうため、洗わずに干しましょう。
天気が良い日なら2~3日で乾燥します。
黒あわび茸を干す保存の際の保存期間
完全に乾燥させれば半年ほど保存できます。
1日ほど乾燥させたセミドライの賞味期限は1週間ほどです。
黒あわび茸を干した後の戻し方
干した黒あわび茸はぬるま湯に30分~半日ほどつけてもどします。
しいたけのように旨味のある出汁が出ます。
黒あわび茸を干す保存の際の栄養素は?
黒あわび茸を干すことにより、エネルギー代謝に関係するナイアシンや、腸の働きを活性化させる食物繊維が増加し、旨味もあがります。
一方で、疲労回復などに効果のあるビタミンB群は減少します。
黒あわび茸のカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
黒あわび茸はカットすると傷みやすく、せっかくの風味も落ちてしまうので出来るだけ早めに食べきりましょう。
どうしても食べきれない時の保存方法です。
黒あわび茸の保存方法 使いかけ
使い切れなかった黒あわび茸は、食べやすい大きさにカットして冷凍保存しましょう。
新鮮な状態であれば天日干ししても大丈夫です。
黒あわび茸をカットしたときの保存期間
冷蔵保存する場合は切り口から傷みやすいので1~2日で使いきりましょう。
冷凍すれば1か月、完全に乾燥させれば半年保存できます。
黒あわび茸の長持ちさせる保存方法
黒あわび茸を長持ちさせるポイントです。
黒あわび茸の夏と冬の保存の違い
夏場は常温保存はしないで、冷蔵か冷凍保存しましょう。
乾燥している時期は天日干しも楽しめます。
黒あわび茸の丸ごと保存
黒あわび茸を丸ごと保存する際は、キッチンペーパーや新聞紙などに包んで冷蔵保存しましょう。
冷凍したり天日干しする際は食べやすい大きさにカットします。
黒あわび茸を包むキッチンペーパーがない
パックのまま保存すると水滴がついて傷みやすくなります。
早めに食べきるか、長期保存したい場合はカットして冷凍しましょう。
黒あわび茸の保存容器や保存袋
冷蔵するときはポリ袋を使用します。
冷凍保存や干したものを保存するときはフリーザーバッグを使用しましょう。
黒あわび茸の洗い方(下処理)
黒あわび茸は洗うと風味が落ちてしまうので、汚れている時はキッチンペーパーなどで拭き取るか水でサッと洗う程度に留めます。
- 汚れていない時・洗わない
- 汚れている時・キッチンペーパーで拭き取るかサッと水洗い
黒あわび茸の茹で方
黒あわび茸を調理する際は茹でずにそのまま使いますが、スープや鍋物に入れる時は水の状態から入れると出汁が出て黒あわび茸の旨味が楽しめます。
黒あわび茸の保存場所
冷蔵保存は野菜室よりも温度が低い冷蔵庫が適しています。
干したものも冷蔵庫で保存が安心です。
黒あわび茸の見分け方と選び方
購入する際のポイントです。
腐っている場合の見分け方
- 酸っぱい臭いがする
- ぬめりがある
- どろっとしている
新鮮な選び方
- 傘や軸に厚みがある
- 傘が開ききっていない
- パックに水滴がついていない
黒あわび茸の旬
黒あわび茸は自生しておらず、栽培種のみが販売されているため一年を通して購入することができます。
黒あわび茸について
黒あわび茸はヒラタケやエリンギの仲間で、名前の通り見た目やコリコリした食感があわびに似ていることから名づけられています。
元々は中国や台湾の高温多湿な地域で栽培されていて、日本では沖縄で栽培が始まりました。今では長野県、滋賀県、和歌山県などでも栽培がされています。
値段は1パック500円ほどで一般的なきのこに比べ高価ですが、香りが強く厚みもあり食べ応えのあるきのこです。
香りがとても良いので、天ぷらやサッと茹でて刺身にしたり、バターで炒めたりとシンプルな調理方法がおススメです。
黒あわび茸の保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
黒あわび茸を使った保存食レシピをご紹介します。
あわび茸のレシピでも同じように調理が可能です。
黒あわび茸の保存食の種類
- 炒め物
- 炊き込みご飯
- 和え物
黒あわび茸の保存食レシピの簡単作り方と保存期間
黒あわび茸と長ネギ塩炒め
冷蔵で2~3日保存できます。
黒あわび茸の常備食人気レシピの作り方と保存期間
黒あわび茸のバター焼き
冷蔵で2~3日保存できます
黒あわび茸の漬物・酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
きのこのマリネ
冷蔵で4~5日保存できます。
※記載されているきのこの他に、黒あわび茸を入れて作れます。
黒あわび茸の保存食冷凍レシピ
黒あわび茸の炊き込みごはん
冷蔵で2~3日、冷凍で2週間保存できます。
黒あわび茸の長期保存できる日持ちレシピ
キノコのオイル漬け
暗所で半年ほど保存できます。
※黒あわび茸を入れて作れます。
黒あわび茸のお弁当のおかず
春菊とあわび茸のポン酢和え
冷蔵で2~3日保存できます。
※あわび茸を使ったレシピですが黒あわび茸でも作れます。
離乳食の保存
きのこ類を赤ちゃんに与えられるのは離乳食後期頃です。
細かくみじん切りにしたりして食べさせてあげましょう。
まとめ
食卓に登場する機会は少ない黒あわび茸ですが、手に入ったらぜひシンプルな料理でお楽しみください。
また、せっかくの風味を損なわないよう正しく保存して、黒あわび茸の香りと旨味を最大限に味わいましょう。
よく読まれています
コメントを残す