春になるといつもの三つ葉とは少し違う、太くて根がついた「根三つ葉」が販売されます。
根三つ葉は一見萎れやすそうですが、常温や冷蔵でも日持ちさせることができ、冷凍保存や干し野菜にしても長期の保存が可能です。
詳しい保存方法と保存期間、栄養や保存食レシピと併せてご紹介します。
冷凍保存や電子レンジで簡単に干す方法を実際に試してみましたので、ぜひ一緒に挑戦してみてください。
普段の三つ葉とはまた違ったさわやかな香りと食感を楽しみましょう。
Contents
根三つ葉の保存の仕方
根三つ葉は冷蔵、冷凍はもちろんキッチンハーブ感覚で常温でも保存ができます。
電子レンジを使えば簡単に干し野菜にすることも可能です。
根三つ葉の保存温度
根三つ葉は0～5℃で保存します。
根三つ葉の保存方法まとめ
- 常温・・・水を入れた花瓶などに差し保存
- 冷蔵・・・根を湿らせて野菜室で立てて保存
- 冷凍・・・カットして袋にいれて冷凍庫で保存
- 干し・・・電子レンジで加熱し冷蔵庫で保存
根三つ葉の保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・1週間
- 冷蔵・・・5日
- 冷凍・・・1か月
- 干し・・・1か月
根三つ葉を常温保存する方法
根がついたままの根三つ葉は、観葉植物のように水に浸けておくことで常温保存が可能です。
購入時は鮮やかな緑色で、萎れていない新鮮なものを選ぶのがポイントです。
根三つ葉の常温保存法
- Step1容器を準備する水を入れたコップや花瓶などの容器を用意する
- Step2容器に差す根がついたままの根三つ葉を水を入れた容器に差す
- Step3保存する直射日光の当たらない場所で保存する
根三つ葉の常温保存の際の保存期間
水を毎日取り換えることで1週間ほど保存できます。
根三つ葉の常温保存の際の栄養素は？
根三つ葉にはビタミンやミネラルがバランスよく含まれています。
特にビタミンE、ビタミンKが多く、動脈硬化や老化防止などに繋がります。
またβカロテンも豊富で、魚や大豆製品などのタンパク質と組み合わせればビタミンAを効率よく摂取することができます。
根三つ葉の特有の香りはクリプトテーネン、ミツバエンという栄養素によるもので、香りだけでなく胃もたれやストレス解消などの効果が期待できます。
根三つ葉を冷蔵保存する方法
根の部分を湿らせて野菜室に立てて保存すると長持ちします。
乾燥しないよう気を付けるようにしましょう。
根三つ葉の冷蔵保存法
- Step1根を湿らせる根の部分を湿らせたキッチンペーパーで包む
- Step2袋に入れる1の根三つ葉をポリ袋に入れ、口を縛る
- Step3保存する野菜室に立てて保存する
根三つ葉のように上に向かって成長する葉物野菜は、立てて保存することで劣化を遅らせることができます。
立てにくいときはちょうどよい大きさに切り取ったペットボトルや牛乳パックなどを使ってみましょう。
根三つ葉の冷蔵保存の際の保存期間
根を湿らせて保存すれば5日ほど保存できます。
根三つ葉の冷蔵保存の際の栄養素は？
根三つ葉にはビタミンやミネラルがバランスよく含まれて、特にビタミンE、ビタミンK、βカロテンが豊富です。
また、クリプトテーネン、ミツバエンという香りの元となる栄養素が含まれていて、胃もたれやストレス解消にも役立ちます。
根三つ葉を冷蔵した際の栄養素の変化はありません。
根三つ葉を冷凍保存する方法
実際に冷凍してみましたのでご紹介します。
冷凍する場合はカットしてから冷凍するとすぐ調理出来て便利です。
根三つ葉の冷凍保存法
- Step1洗う流水で洗い水気をよく拭く
- Step2カットする根を切り落とし、全体を2～3cmにカットする
- Step3保存する冷凍用の保存袋に重ならないように入れ、冷凍庫で保存する
野菜マルシェのなのか
- 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
- アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
- 冷凍室を強に設定するとなおよし
根三つ葉の冷凍保存の際の保存期間
冷凍庫で1か月ほど保存できます。
冷凍保存するとシャキシャキした食感がなくなってしまします。
また、時間がたつほど風味が落ちてしまうので出来るだけ早めに食べきるようにしましょう。
1か月以上冷凍保存した根三つ葉は、風味がなくなり冷凍庫の臭いが移ってしまいました。
根三つ葉の冷凍保存の際の栄養素は？
根三つ葉を冷凍した際の栄養価の変化はありません。
茹でて解凍した場合に、根三つ葉に含まれているビタミンCが減少します。
根三つ葉を冷凍したあとの解凍方法
解凍せずそのまま使うことができます。
スープに入れたり炒め物に使うのがおススメです。
根三つ葉を干す保存方法
根三つ葉を干す方法は2種類あり、電子レンジでも簡単に干すことができます。
実際に試してみましたのでご紹介します。
干した根三つ葉は冷凍保存よりも香りと食感を残すことができ、長期保存もできます。
根三つ葉の干す保存法
①電子レンジを使う方法
- Step1洗う流水で洗い水気をよく拭く
- Step2カットする根は切り取り、全体を2～3cmにカットする
- Step3皿に並べるキッチンペーパーを敷いた皿に重ならないように並べる
- Step4電子レンジで加熱する600ｗの電子レンジで4分ほど加熱する
- Step5保存する冷ましてから保存袋に入れ冷蔵庫で保存する
加熱しすぎると焦げてしまい、発火して火災の原因になりますので必ず様子を見ながら行うようにしてください。
②天日干しする方法
- Step1洗う流水で洗い水気をよく拭く
- Step2カットする根は切り取り、全体を2～3cmにカットする
- Step3並べる野菜干し用のネットやザルに重ならないように並べる
- Step4保存するカラカラに乾燥したら袋に入れ冷蔵庫で保存する
根三つ葉の干す保存の際の保存期間
冷蔵庫で保存すれば1か月ほど保存できます。
カビが生えないよう気を付けましょう。
根三つ葉を干した後の戻し方
茹でてお浸しや炒め物にしたり、戻さずそのままスープなどに入れることができます。
少し細かくして納豆や卵かけご飯などにふりかけて香りを楽しむこともできます。
根三つ葉を干す保存の際の栄養素は？
根三つ葉を干した場合、βカロテンが増加します。
βカロテンは抗酸化作用があり、生活習慣病予防や癌予防などに繋がります。
根三つ葉のカット（切った）後の日持ちする保存方法は？
カットした根三つ葉は水に浸けて冷蔵保存がおススメです。
保存袋に入れ冷凍することもできます。
根三つ葉の保存方法 使いかけ
カットした根三つ葉は、水を張った容器に入れて冷蔵庫か野菜室で保存します。
もしくは、冷凍用の保存袋に入れ冷凍します。
根三つ葉をカットしたときの保存期間
冷蔵の場合は容器の水をこまめに取り替えることで、1週間ほど保存できます。
冷凍では1か月ほど保存できます。
根三つ葉の長持ちさせる保存方法
乾燥に気を付けることが長持ちのコツです。
根三つ葉の夏と冬の保存の違い
夏に室内で水に浸けて常温保存する場合は、水が腐らないように気を付けましょう。
暑すぎる時は袋に入れ冷蔵保存や冷凍保存がおススメです。
根三つ葉の丸ごと保存
キッチンハーブのように水を入れたコップや花瓶などの容器に差して常温保存するか、根を湿らせてポリ袋に入れ野菜室で保存しましょう。
根三つ葉を包むキッチンペーパーがない時
そのままでも保存できますが、根三つ葉は乾燥しやすいので冷蔵保存の際は2～3日で食べきるようにしましょう。
根三つ葉の保存容器や保存袋
常温保存する時は、花瓶のかわりに上部を切り取ったペットボトルや牛乳パックなどを使うと良いでしょう。
冷蔵保存の際はポリ袋などに入れます。
根三つ葉の洗い方（下処理）
根三つ葉の根の部分は捨ててしまいがちですが、よく洗って食べることができます。
- 水で洗ってから根をカットする
- 根の部分を、泥が落ちるまでよく洗う
根三つ葉の茹で方
全体をカットした後の茹で方です。
- 沸騰したお湯に塩を少し入れる
- 根、茎、葉の部分の順に入れ30秒ほど茹でる
- 冷水に浸ける
根三つ葉の保存場所
常温保存する場合は直射日光の当たらない場所に置きましょう。
干したものは冷蔵庫で保存すると安心です。
根三つ葉の見分け方と選び方
根三つ葉はすぐ変色してしまいますので、よく観察してみましょう。
腐っている場合の見分け方
- 葉が黄変している
- 黒く変色し溶けている
- 萎びている
新鮮な選び方
- 濃い緑色をしている
- 白い茎の部分に光沢がある
- 太さが均一
根三つ葉の旬
根三つ葉の旬は3～4月です。
スーパーに一年中出回っているものの多くは糸三つ葉と呼ばれるものです。
根三つ葉について
三つ葉には、全体が緑で茎が細い「糸三つ葉」、茎が白く根が切り取られている「切り三つ葉」、茎が白く太さがあり根がついている「根三つ葉」の三種類があり、一年中スーパーで買うことができるのは糸三つ葉です。
根三つ葉は旬の3～4月頃にしか買うことができません。
三種類の中では一番太いので食べ応えがあり香りも強いです。
また、親子丼やお吸い物の飾りとしてよく使われる糸三つ葉と違って、お浸しや炒め物などメインのおかずとしてもおいしく食べられることができます。
良く洗えば根の部分も食べることができます。根の部分には甘さもありおいしいので捨てずに食べてみてください。
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根三つ葉の保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
スーパーでよく見かける糸三つ葉と違い、飾り付けだけでなくお浸しや炒め物などメインとしてもおいしく食べることができます。
根三つ葉の保存食の種類
- 和え物
- おひたし
- 炒め物
根三つ葉の保存食レシピの簡単作り方と保存期間
冷蔵で1～2日保存できます
根三つ葉の常備食人気レシピの作り方と保存期間
冷蔵で2～3日保存できます。
根三つ葉の保存食冷凍レシピ
こちらのレシピは根の部分も使用しています。
冷蔵で2～3日、冷凍で2週間保存できます。
根三つ葉の長期保存できる日持ちレシピ
冷蔵で1週間保存できます。
根三つ葉のお弁当のおかず
冷蔵で2～3日保存できま。
根三つ葉の保存食筋トレ
冷蔵で1～2日保存できます。
離乳食の保存
根三つ葉を離乳食に使えるのは、生後7～8か月頃からです。
使う際は柔らかい葉の部分を加熱して刻んで使いましょう。
根三つ葉のように香りの強い野菜は、苦手な赤ちゃんが多いです。
少量ずつ与えるようにしてください。
まとめ
常温保存でキッチンハーブとして楽しめることができるのは根三つ葉ならではです。
普段は飾りやハーブとして活躍する三つ葉ですが、根三つ葉は期間限定でしか食べられない野菜ですので春になったらぜひ味わってみてください。
それぞれの三つ葉を食べ比べてみるのも良いですね。
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