新じゃがいもは、普通のじゃがいもとは保存方法や保存期間が少し違います。
栄養価が高いのに日持ちしない野菜と思われていますが、適切な冷蔵・冷凍保存や干す保存の方法を行えば、保存期間を延ばすことができます。
今回は、新じゃがいもの保存食レシピと、適切な保存方法をご紹介します。
また、新じゃがいもの変色しない干し方のポイントもご紹介します。
今回の記事を参考にすれば、特売されている新じゃがいもをたくさん買っても、長く楽しむことができます。
みずみずしい新じゃがいもを、食卓で楽しんでください。
Contents
新じゃがいもの保存の仕方
新じゃがいもは、普通のじゃがいもよりも水分量が多く、芽が生えやすくなっています。適度に乾燥させ、発芽を抑えます。日に当てるのは厳禁なので、気をつけましょう。
新じゃがいもの保存温度
新じゃがいもの適切な保存温度は、5～10℃です
新じゃがいもの保存方法まとめ
- 常温・・・新聞紙に包み、冷暗所で保存する
- 冷蔵・・・新聞紙に包み、ポリ袋入れて野菜室で保存する
- 冷凍・・・丸ごと保存する方法と、マッシュポテトにして保存する方法の2種類
- 干し・・・食べやすい大きさにカットして、天日干しで半乾燥させ、冷蔵庫で保存する
新じゃがいもの保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・1週間
- 冷蔵・・・1週間
- 冷凍・・・1ヶ月
- 干し・・・2～3日
新じゃがいもを常温保存する方法
新じゃがいもは常温保存が最もおすすめです。
冷蔵庫に入れる方が長持ちしそうですが、状態が良ければ常温保存では10日程度保存できます。
しかし、傷みやすい野菜なので、保存期間の目安は1週間として様子を見ましょう。
新じゃがいもの常温保存法
- Step1包む新じゃがいもをなるべく小分けにして、新聞紙に包む
- Step2保存する段ボールやカゴに入れて、日光の当たらない風通しの良い冷暗所に保存する
新じゃがいもを新聞紙で包むとき、なるべく1個ずつ新聞紙で包む方が長持ちしますが、小粒な新じゃがいもなら2～3個一緒に包んでも大丈夫です。
風通しの良い冷暗所がない場合は、日光の当たらない場所で、新じゃがいもを野菜用ネットに入れ、吊るして保存することもできます。
新じゃがいもの常温保存の際の保存期間
常温保存での新じゃがいもの保存期間は、1週間です。
気温が低い春先なら、10日程度は保存できます。
新じゃがいもの常温保存の際の栄養素は？
新じゃがいもを常温保存したときの栄養素は、変化しません。
芽が出ない限り、ビタミンCや、ミネラルなどの栄養素が生長に使われることはありません。
新じゃがいもを冷蔵保存する方法
新じゃがいもは、冷蔵保存は向いていません。
長く低温保存していると、発がん性物質のある成分が作られてしまいます。
夏場の熱い時期だけの保存方法と考えてください。
新じゃがいもの冷蔵保存法
- Step1包む新じゃがいもをなるべく小分けに、新聞紙に包む
- Step2ポリ袋に入れる新じゃがいもをポリ袋に入れて、口は閉じないようにする
- Step3保存する野菜室で保存する
密閉すると湿気がこもってしまうので、ポリ袋の口は閉じないようにしましょう。
新聞紙が湿ってきたら交換してください。
新じゃがいもの冷蔵保存の際の保存期間
新じゃがいものの冷蔵保存の保存期間は、1週間です。
新じゃがいもの冷蔵保存の際の栄養素は？
冷蔵保存した新じゃがいもは栄養素が減少することはありません。
しかし、1週間以上保存したり、野菜室の温度が4度以下になると、アクリルアミドという発がん性が疑われている物質ができやすくなります。
アクリルアミドは、揚げ物などの高温調理することで生成されます。
念のため、冷蔵保存した新じゃがいもは、揚げ物以外の方法で調理しましょう。
新じゃがいもを冷凍保存する方法
新じゃがいもは、冷凍保存できますが、食感が変わってしまうので、調理方法は限られます。ポイントを抑えて保存しましょう。
新じゃがいもの冷凍保存法
①丸ごと保存する方法
- Step1洗う新じゃがいもを良く洗う
- Step2水気を取るキッチンペーパーでしっかりと水気を取る
- Step3包むラップで1つ1つ包む
- Step4袋に入れる冷凍用保存袋に入れる
- Step5保存するアルミトレイにのせて、冷凍保存する
丸ごと冷凍した新じゃがいもは、煮物に最適です。解凍せずにそのまま使えます。
②マッシュポテトにして保存する方法
- Step1洗う新じゃがいもを良く洗う
- Step2茹でる新じゃがいもを、竹串が通るくらいの硬さまで茹でる
- Step3つぶすかたまりがなくなるまで、よくつぶす
- Step4袋に入れるつぶした新じゃがいもを、冷凍用保存袋に、なるべく平らになるようにを入れる
- Step5保存するアルミトレイにのせて、冷凍保存する
かたまりが残ると、ぼそぼそした食感になるので、よくつぶしましょう。
野菜マルシェのなのか
- 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
- アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
- 冷凍室を強に設定するとなおよし
新じゃがいもの冷凍保存の際の保存期間
冷凍した新じゃがいもの保存期間は、1ヶ月です。
新じゃがいもの冷凍保存の際の栄養素は？
冷凍した新じゃがいもは解凍する際にマグネシウムなどのミネラルが流れやすくなります。
ビタミンCはデンプン質に守られているので、変化しません。
冷凍した新じゃがいもは、揚げ物には向きません。食感が変わるだけでなく、低温保存した新じゃがいもは、発がん性の疑いがあるアクリルアミドを作ってしまうので、揚げ物以外の調理がおすすめです。
新じゃがいもを冷凍したあとの解凍方法
丸ごと冷凍保存した新じゃがいもは、解凍せずに煮物に使いましょう。
マッシュポテトにした場合は、自然解凍で使えます。
新じゃがいもを干す保存方法
新じゃがいもは、水分が多いので、乾燥させにくい野菜です。日光に当てると断面が黒く変色してしまうので、下準備が必要になります。
新じゃがいもの干す保存法
- Step1洗う新じゃがいもをよく洗う
- Step2カットする食べやすい大きさにカットする
- Step3浸けるカットした新じゃがいもを酢水に浸ける
- Step4水気を取るキッチンペーパーでよく水気を取る
- Step5並べるザルに、1枚1枚重ならないように並べる
- Step6天日干し湿度の低い晴天の日に、2～3時間程度天日干しする
- Step7保存する半乾燥したら、保存袋に入れて冷蔵保存する
新じゃがいもの厚さは、なるべくそろえた方が保存期間が長くなります。
酢水がない場合は、レモン汁をつけても効果があります。変色しそうな場合は、干す時間を短くしましょう。
新じゃがいもの干す保存の際の保存期間
干した新じゃがいもの保存期間は、2～3日です。
新じゃがいもを干した後の戻し方
干した新じゃがいものは、そのまま調理に使えます。
半乾燥なのでモチモチとした食感になり、美味しくいただけます。
新じゃがいもを干す保存の際の栄養素は？
干した新じゃがいもは、ビタミンDが増えます。
黒く変色するのは、新じゃがいもに含まれるポリフェノールが酸化しメラニンを作るためです。人体に害はないので食べることができます。
ただし、変色すると、このメラニンの元となるアミノ酸のチロシンが消費されてしまいます。チロシンは体のタンパク質合成に必要な栄養素なので、変色をなるべく抑えて摂取しましょう。
新じゃがいものカット（切った）後の日持ちする保存方法は？
新じゃがいもは、カットすると傷みやすくなります。日持ちはしないのでなるべく早めに食べきりましょう。
新じゃがいもの保存方法 使いかけ
使いかけの新じゃがいもは、すぐに使う場合はラップをして野菜室で保存しましょう。
すぐに使う予定がなければ、つぶして冷凍保存がおすすめです。
新じゃがいもをカットしたときの保存期間
冷蔵保存する場合は1～2日、冷凍保存する場合は2週間程度です。
新じゃがいもの長持ちさせる保存方法
新じゃがいもを長持ちさせるためには、湿度・温度の管理と、日光に当てないことが大切です。ポイントを抑えて保存しましょう。
新じゃがいもの夏と冬の保存の違い
新じゃがいもは、夏の暑い時期なら野菜室で冷蔵保存できます。
新じゃがいもの丸ごと保存
新じゃがいもを丸ごと保存するなら、常温保存がおすすめです。
煮物に使う場合は、冷凍保存もできます。
新じゃがいもの外の保存
新じゃがいもは、風通しの良い冷暗所であれば、外でも保存できます。
水気があるとすぐに傷んでしまうので、気をつけてください。
新じゃがいもの新聞紙がない
新じゃがいもを包む新聞紙がない場合は、キッチンペーパーで代用できます。
新じゃがいもの保存容器や保存袋
新じゃがいもの保存には、保存袋がおすすめです。
常温・冷蔵保存する際は、風通しを良くするために、密閉しないように気をつけましょう。
新じゃがいもの洗い方（下処理）
- たわしで新じゃがいもを擦り洗いする
- 流水で洗い流す
新じゃがいもの茹で方
- 新じゃがいもを良く洗う
- 沸騰したお湯に新じゃがいもを入れる
- 竹串が通るくらいまで茹でる
- ザルに開けて冷ます
新じゃがいもの保存場所
新じゃがいもは、風通しの良い冷暗所での保存がおすすめです。
新じゃがいもの皮つき
新じゃがいもは皮が薄いので、皮つきのまま食べることができます。
新じゃがいもの芽や根が出てしまったら
新じゃがいもに芽が出てしまったら、食べるの控えましょう。
芽にはソラニンやチャコニンという天然毒が含まれています。
加熱してもあまり無毒化されず、小粒な新じゃがいもの場合は毒が全体に広がっているので、食べるのはおすすめしません。
大粒の新じゃがいもの場合は、芽の部分を深くとったり、厚く皮むきをすることで、食べることができますが、苦みを感じたら食べるのはやめましょう。
症状は腹痛や下痢、嘔吐などがあります。重症化する場合もあるので、十分に気をつけてください。
新じゃがいもの土付き（泥付き）の保存方法
泥付きの新じゃがいもは冷暗所で常温保存しましょう。状態が良ければ長く保存できます。
新じゃがいもの見分け方と選び方
新じゃがいもの見分け方をご紹介します。
腐っている場合の見分け方
新じゃがいもは、芽が出たり、緑色になると、人体に毒なので気をつけましょう。
- 緑色になっている
- 芽が出ている
- 表面にシワや傷がある
新鮮な選び方
新鮮な新じゃがいもの選び方は、以下の通りです。
- 表面にハリがある
- 凹凸が少なくなめらか
- 皮が薄く、手でむけそうなもの
新じゃがいもの旬
新じゃがいもの旬は春です。
地域の寄って旬時期が異なるので、九州では3～6月、本州では5～8月、北海度では7～11月頃まで出荷されます。
新じゃがいもについて
新じゃがいもは、普通のじゃがいもと同じ品種のじゃがいもです。普通のじゃがいもは、土の中で熟成され、収穫後に乾燥させて、長期保存できるようにしたものです。
新じゃがいもは、早くに収穫したので、みずみずしく、皮が薄いので丸ごと調理できます。
新じゃがいもは、さっぱりとした味わいで、どんな料理にも合わせやすいところが魅力です。
皮をむかず、丸ごと調理することで、ビタミンCを逃さず摂取することができます。
他にもビタミンB1、ナイアシン、カリウムなどの栄養素が含まれ、タンパク質も豊富です。
新じゃがいもを食べることで得られる効能は、老化防止、美容効果、成人病の予防などが期待されています。
期間限定の新じゃがいもの栄養を逃さずに摂取しましょう。
新じゃがいもの保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
新じゃがいもの保存食レシピをご紹介します。
新じゃがいもの保存食の種類
- 煮物
- 揚げ物
- 炒め物
新じゃがいもの保存食レシピの簡単作り方と保存期間
✿作り置き 新じゃがの味噌炒め常備菜✿ by 京都のたーちゃん
冷蔵庫で2～3日保存できます。
新じゃがいもの常備食人気レシピの作り方と保存期間
冷蔵庫で5日保存できます。
新じゃがいものオイル漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
冷蔵庫で5日保存できます。
新じゃがいもの保存食冷凍レシピ
新じゃがいもの肉巻き＊常備菜＊冷凍可 by yuimama＊
冷凍庫で1週間保存できます。
新じゃがいもの長期保存できる日持ちレシピ
冷蔵庫で5日保存できます。
新じゃがいもをお弁当のおかず
冷蔵庫で2～3日保存できます。
新じゃがいもの保存食筋トレ
冷蔵庫で2～3日保存できます。
離乳食の保存
新じゃがいもは、よくすりつぶせば離乳食初期から与えることができます。
冷凍庫で1週間保存できます。
期間限定の栄養豊富な野菜の新じゃがいも。
小粒な新じゃがいもなら、丸ごと食べるのがおすすめです。
適切な保存方法を行えば、長く保存できるだけでなく、栄養も逃さず摂取できます。
たくさん食べて、新じゃがいもの効能で健康に過ごしましょう。
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