ウコギの保存方法|冷凍・冷蔵・期間と保存食レシピ!干すのは?

4月頃になると山菜がスーパーなどに出始め、春の訪れを感じます。

普段あまり馴染みのないウコギは保存期間や保存方法に悩みがちです。

今回ご紹介する冷凍方法や干したり塩漬けにしたりすることで、長期保存も可能です。

他にも冷蔵方法、保存食レシピと栄養についても解説していきます。

ウコギは都会ではあまり見かけられない山菜ですが、山形県では食用としても生垣としても栽培されています。

さらにビタミンや食物繊維などの栄養も豊富で万能な山菜です。

地元の人たちに愛されるウコギの保存食レシピは必見ですよ。

Contents

ウコギの保存の仕方

ウコギは湿気にも乾燥にも弱く傷みやすいです。

すぐに食べきれない時は、袋に入れ冷蔵するか冷凍して保存しましょう。

ウコギの保存温度

ウコギは、0~5℃で保存します。

ウコギの保存方法まとめ

常温、冷蔵での保存は、ポリ袋の使用が適しています。

  • 常温・・・新聞紙に包みポリ袋に入れ暗所で保存
  • 冷蔵・・・新聞紙に包みポリ袋に入れ野菜室で保存
  • 冷凍・・・茹でてから冷凍用の袋に入れ冷凍庫で保存
  • 干し・・・ザルやネットで干してから袋に入れ冷蔵庫で保存

ウコギの保存期間と賞味期限まとめ

  • 常温・・・1~2日
  • 冷蔵・・・2~3日
  • 冷凍・・・1か月
  • 干し・・・6か月

ウコギを常温保存する方法

新聞紙があれば、包んでからポリ袋に入れて保存しましょう。

ウコギの常温保存法

  • Step1
    包む
    新聞紙で包みポリ袋に入れる
  • Step2
    保存する
    暗所で保存する

ウコギの常温保存の際の保存期間

1~2日ほど保存できます。

湿気、乾燥、温度変化にも弱いので、夏場や気温が安定しない時期は野菜室で保存するようにしてください。

ウコギの常温保存の際の栄養素は?

ウコギには、カルシウム、食物繊維、ポリフェノールが多く含まれていて、糖尿病予防や生活習慣病予防の効果が期待できます。

またビタミンA、ビタミンCも豊富に含まれていて、癌予防や動脈硬化予防に繋がります。

常温で保存した場合ビタミンCが減少し、ポリフェノールが増えアクが強くなっていきます。

ウコギを冷蔵保存する方法

乾燥しないよう、新聞紙に包んでポリ袋か冷蔵用の保存袋に入れ保存しましょう。

ウコギの冷蔵保存法

  • Step1
    包む
    新聞紙で包む
  • Step2
    保存袋に入れる
    ビニール袋か、冷蔵用の保存袋に入れる
  • ]
  • Step3
    保存する
    野菜室で保存する

ウコギの冷蔵保存の際の保存期間

野菜室で2~3日保存できます。

時間が経つとアクが強くなってきますので、早めに食べるようにしましょう。

ウコギの冷蔵保存の際の栄養素は?

冷蔵保存すると、ビタミンCが少し減少します。

また、ポリフェノールが増えアクが強くなります。

ウコギを冷凍保存する方法

ウコギは、茹でてアク抜きをしてから冷凍することで、長期保存が可能です。

ウコギの冷凍保存法

  • Step1
    湯でる
    沸騰したお湯で1~2分茹でる
  • Step2
    アク抜きする
    30分~1時間冷水に浸けアクを抜き、水気を良く絞る
  • Step3
    保存する
    冷凍用の保存袋に入れ冷凍庫で保存する

野菜マルシェのなのか

  • 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
  • アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
  • 冷凍室を強に設定するとなおよし

ウコギの冷凍保存の際の保存期間

冷凍庫で1か月ほど保存できます。

ウコギの冷凍保存の際の栄養素は?

冷凍保存する前に下茹でした際に、ビタミンCが減少します。

食物繊維やカルシウムは影響はありません。

ウコギを冷凍したあとの解凍方法

流水で解凍するか、お湯にさっとくぐらせて解凍します。

下茹でしてあるので、解凍してすぐ調理することができます。

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ウコギを干す保存方法

ウコギは少し茹でてから干すと苦味を抑えられます。

干したウコギはお茶にして飲むことができます。

ウコギの干す保存法

  • Step1
    茹でる
    ウコギを1~2分茹で、水気をよく拭く
  • Step2
    干す
    ザルやネットに並べて干す
  • Step3
    保存する
    乾燥したら清潔な瓶や袋に入れて暗所で保存する

ウコギの干す保存の際の保存期間

完全に乾燥させ、6か月ほど保存できます。

ウコギを干した後の戻し方

干したウコギは、そのままお湯に浸しお茶にして飲むことができます。

ウコギを干す保存の際の栄養素は?

ウコギを干すと、ビタミンCが減少していきます。

ウコギのカット(切った)後の日持ちする保存方法は?

カットしたウコギは、冷凍保存しましょう。

茹でてみじん切りにしたものも冷凍できます。

ウコギの保存方法 使いかけ

ウコギなどの若芽の山菜は、乾燥に弱いです。

カットしたらすぐ使い切るか、冷凍用の保存袋に入れ冷凍して保存しましょう。

アク抜きしていない場合は、冷凍する前に茹でてアク抜きしてください。

茹でてみじん切りにしたものも、冷凍用の袋に入れて冷凍保存できます。

ウコギをカットしたときの保存期間

冷凍保存すれば1か月ほど保存できます。

みじん切りにしたものは風味が落ちやすいので、早めに食べきるようにしましょう。

ウコギの長持ちさせる保存方法

ウコギは長期保存に向かない山菜ですが、塩漬けすることで長期保存が可能です。

ウコギを塩漬けする方法

ウコギは塩漬けにすると長期保存することができます。

  • Step1
    茹でる
    ウコギを1~2分茹で、水気をよく拭く
  • Step2
    塩を撒く
    樽やポリ袋を用意し、底に適量の塩を撒く
  • Step3
    ウコギを並べる
    塩の上にウコギをまんべんなく並べる
  • Step4
    塩を撒く
    ウコギの上にまた塩を撒く
  • Step5
    重しを置く
    3と4を繰り返し、最後に落し蓋をし、上から重しを置く

塩漬けしたものは冷蔵で1年ほど保存できます。

使用する際は、少量の塩を入れた水に1時間ほど浸けておき、塩が抜けるまで水を2~3回交換しましょう。

ウコギの夏と冬の保存の違い

夏はなるべく常温保存はしないようにします。

冬の気温が低い時期は常温保存できますが1~2日ほどにしておき、出来るだけ冷蔵や冷凍で保存しましょう。

ウコギの丸ごと保存

新聞紙で包んで袋に入れ冷蔵保存するか、塩漬けにして保存がおすすめです。

塩漬けにすれば長期保存もできます。

ウコギを包む新聞紙がない時

そのまま袋に入れ冷蔵保存もできますが、早めに食べきるようにしましょう。

ウコギの保存容器や保存袋

冷凍保存する時は冷凍用の保存袋を使います。

常温保存や冷蔵保存する時はポリ袋で保存しましょう。

ウコギの洗い方(下処理)

泥やゴミをさっと洗い流します。

  • 軸の固い部分を取り除く
  • 流水で洗い流す

ウコギの茹で方

ウコギにはアクがありますので、揚げ物以外に調理する前や冷凍する前に茹でてアクを抜きましょう。

  • 沸騰した湯に塩ひとつまみ入れウコギを1~2分茹でる
  • 冷水に浸けておく

ウコギの保存場所

野菜室や冷凍庫で保存します。

塩漬けした場合は冷蔵庫で保存が安心です。

ウコギの見分け方と選び方

販売所での購入や収穫の際に確認してください。

腐っている場合の見分け方

  • 萎びている
  • カビが生えている
  • ドロドロになっている

新鮮な選び方

  • 鮮やかな緑色
  • 成長しすぎていない(5cm以内)

ウコギの旬

4~6月が旬で、枝から生えている新芽を根元から収穫します。

ウコギについて

ウコギは中国原産の山菜で薬用として日本へ渡ってきており、乾燥させた根や皮を焼酎につけて服用し、冷え性や不眠症、滋養強壮などに用いられてきました。

戦国時代には直江兼続がウコギの栽培を始めます。

その後上杉鷹山が食用として、またウコギの木の棘を生かし外部からの侵入を防ぐため、生垣としての栽培を推奨したとされています。

今でも山形県米沢市ではウコギを生垣として使用していて、ウコギを使った町おこしなどが行われています。

栄養も豊富で、ビタミンやミネラル、食物繊維などが多く含まれています。

カルシウムは小松菜の2.5倍、ポリフェノールは春菊の21倍も含まれているという研究結果もあります。

生産地の山形では、ウコギをご飯に混ぜたウコギ飯やクルミ和え、天ぷらにして食べることが多く、春の山菜らしいほろ苦さと香りを楽しむことができます。

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ウコギの保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方

ウコギを使った保存食レシピをご紹介します

ウコギの保存食の種類

  • 和え物
  • 混ぜご飯
  • お浸し

ウコギの保存食レシピの簡単作り方と保存期間

うこぎごはん
冷蔵で1~2日、冷凍で2週間ほど保存できます

ウコギの常備食人気レシピの作り方と保存期間

うこぎのクルミ味噌あえ

ウコギの保存食冷凍レシピ

うこぎのおひたし
冷蔵で2~3日、冷凍で2週間保存できます

ウコギの長期保存できる日持ちレシピ

うこぎの醤油漬け
冷蔵で2週間ほど保存できます

まとめ

ウコギは都会ではあまり馴染みのない山菜ですが、物産展など売られていることがあります。

地方では自分で育てたウコギを収穫する人も多いかと思います。

たくさん収穫できたら今回ご紹介した保存方法をぜひ試してみてください。

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