エノキ茸は、スーパーに行けば必ずあるポピュラーなキノコです。
今回はエノキ茸の保存方法について詳しくお伝えします。
冷蔵、冷凍、そして干す方法もあります。
エノキ茸はきちんと保存すれば、長い期間保存できるうえ、栄養価がアップするという嬉しい食材なのです。
安売りされていることも多くあり、つい買いすぎてしまうこともありますよね。
そのまま冷蔵庫に入れて、気付いたときは残念なことになっていた、なんてことはなるべく避けたいものです。
保存方法を知れば、たくさん買っても無駄にせず、栄養も摂れて一石二鳥です。
上手に保存して、エノキ茸を最大限に活用しましょう。
Contents
エノキ茸の保存の仕方
エノキ茸は水分に弱いため、買ってきたら袋から出し、乾いたキッチンペーパーか新聞紙で包みます。
そのままだとエノキ茸自身の水分が包装袋の内側につき、傷みが早くなります。
また冷凍すると、長期間保存が可能になります。
エノキ茸の保存温度
冷蔵は3~8°Cの野菜室で保存します。
エノキ茸の保存方法まとめ
- 常温・・・保存には向かない
- 冷蔵・・・袋から出し、乾いたキッチンペーパーか新聞紙で包み、ポリ袋に入れて野菜室に入れる
- 冷凍・・・石づきを取ってほぐし、保存袋に入れる
- 干し・・・石づきを取ってほぐし、天日またはオーブンで乾燥させる
エノキ茸の保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・当日中が望ましい
- 冷蔵・・・1週間
- 冷凍・・・1ヵ月
- 干し・・・2~3ヵ月
エノキ茸を常温保存する方法
冬場の冷暗所であれば1~2日は持ちますが、キノコは水分が多く傷みやすいのでおすすめはできません。
エノキ茸を冷蔵保存する方法
エノキ茸は買ってきたら、鮮度が落ちないうちに袋から出して、水分を吸収させるために新聞紙などで包んで保存すると長く持たせることができます。
石づきは切らずにそのまま包みましょう。
2~3日のうちに使うのなら、包装袋のままでも大丈夫です。
その場合、包装袋の内側に水滴がついていないことを確認します。
キノコは水分がつくと、すぐに傷んでしまいます。
エノキ茸の冷蔵保存法
- Step1取り出す包装されている袋から出す
- Step2包む乾いたキッチンペーパーか新聞紙で包む
- Step3ポリ袋に入れるポリ袋に入れて口を軽く結ぶ
- Step4保存野菜室で保存する
エノキ茸の冷蔵保存の際の保存期間
包装袋のままの場合、2~3日で使い切りましょう。
ペーパーで包んだ場合は1週間です。
エノキ茸の冷蔵保存の際の栄養素は?
エノキ茸には、ほかのキノコにも多く含まれるキノコキトサンという食物繊維が豊富に含まれます。
キノコキトサンは腸内環境を整え、免疫力の向上、アレルギーの改善、脂肪の吸収を抑制するなどの効果があるといわれています。
食物繊維は保存によって減ることはありません。
エノキ茸を冷凍保存する方法
エノキ茸は冷凍すると使いやすくなるだけでなく、旨味がアップし、栄養が吸収されやすくなります。
石づきを取ってほぐして冷凍すれば、使いたい分だけ取り出せます。
エノキ茸の冷凍保存法
- Step1石づきを取るおがくずのついた部分のみ取り除く
- Step2ほぐす使いやすいように バラバラにほぐしておく
- Step3保存袋に入れる空気を含ませて袋を閉じる
- Step4再びほぐす1時間ほど冷凍したら一度取り出してほぐし、くっつかないようにする
- Step5冷凍する空気を抜いて密封し、冷凍する
エノキ茸は、おがくずのついた部分のみ切り落とします。
根元のくっついているところも食べられるので切りすぎないように注意しましょう。
野菜マルシェのなのか
- 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
- アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
- 冷凍室を強に設定するとなおよし
きのこはほかの野菜と違って、細胞壁が壊れたほうが旨味がアップしておいしくなるので、ゆっくり凍らせるのがおすすめです。
保存袋を新聞紙でくるんで冷凍すると、ゆっくり凍らせることができます。
エノキ茸の冷凍保存の際の保存期間
1ヵ月が目安です。
エノキ茸の冷凍保存の際の栄養素は?
エノキ茸には、食物繊維はもちろん、糖や脂肪の代謝に必要なビタミンB群、疲労回復に効くオルニチン、そしてたんぱく質も多く含まれます。
エノキ茸を冷凍すると、細胞壁が壊れてその中の栄養素が溶け出し、吸収率がよくなります。
冷凍しておくことで、栄養を減らさずに効率よく摂ることができます。
エノキ茸を冷凍したあとの解凍方法
冷凍したエノキ茸は解凍する必要はないので、凍ったまま調理しましょう。
冷凍することで溶け出しやすくなった栄養を余すところなく摂取するには、煮汁までいただける料理がおすすめです。
エノキ茸を干す保存方法
エノキ茸は干すことで保存期間を伸ばすことができます。
しかも、栄養価がぐんとアップします。簡単ですので、ぜひ作ってみてください。
オーブンでも作れますので、併せてご紹介します。
エノキ茸の干す保存法
- Step1ほぐす石づきを取ってほぐす
- Step2並べるざるなどに重ならないように並べる
- Step3天日に晒す3~4日天日干しにする
- Step4保存乾燥剤とともに保存袋に入れる
天日干しのあとにフライパンで2~3分乾煎りすると、さらに水分が飛び、保存期間が長くなります。
オーブンの場合は以下の通りです。
- Step1ほぐす石づきを取ってほぐす
- Step2並べる天板に重ならないように並べる
- Step3低温で乾燥させる100℃で20分~1時間ほど乾燥させる
- Step4保存乾燥剤とともに保存袋に入れる
加熱時間はオーブンによって変わりますので、様子を見ながら加熱してください。
全体が薄く色づいてきたら、あとは余熱で乾燥させましょう。冷めるまでそのまま置いておきます。
エノキ茸の干す保存の際の保存期間
完全に水分を飛ばしたものは常温でも1ヵ月ほど保存できますが、湿気があるなど保存環境が良くないとカビが生えることがあります。
冷蔵庫で保存すれば2~3ヵ月の保存が可能です。
エノキ茸を干した後の戻し方
軽く水で洗い、10~20分水につけて戻します。
戻し汁は出汁として使えますので、捨てないようにしましょう。
エノキ茸を干す保存の際の栄養素は?
エノキ茸だけに含まれるエノキタケリノール酸は、干すことで成分が出やすくなり、効率よく摂取することができます。
エノキタケリノール酸は内臓脂肪を減らす働きがあるので、ダイエットに効果が期待できます。
また天日干しした場合、日光によってビタミンDが増えます。
ビタミンDは、骨の形成に必要なだけでなく、免疫力を向上させる働きもあります。
エノキ茸のカット(半分)後の日持ちする保存方法は?
カットしたエノキ茸は、キッチンペーパーで包み保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。
エノキ茸の保存方法 使いかけ
石づきを切らずに使う分だけ外し、残りはキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れて野菜室で保存します。
エノキ茸をカット(半分)したときの保存期間
カットしてしまってもすぐ冷凍すれば1ヵ月もちます。
冷蔵庫に入れたものは1~2日のうちに使い切ってください。
エノキ茸を長持ちさせる保存方法
エノキ茸を長持ちさせるには、冷凍するか乾燥させておくことです。
エノキ茸の夏と冬の保存の違い
夏は必ず野菜室に入れましょう。
冬は室温が低ければ1~2日はもちますが、鮮度を保つためには野菜室がベストです。
エノキ茸の丸ごと保存
石づきを取らずにキッチンペーパーか新聞紙で包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存します。
エノキ茸を包む新聞紙がないとき
キッチンペーパーを使います。
エノキ茸の保存ラップやキッチンペーパー
エノキ茸をキッチンペーパーで包んだ後、ポリ袋の代わりにラップをしても同様に保存できます。
キッチンペーパーは濡らさずに使いましょう。
エノキ茸の洗い方(下処理)
キノコは基本的に洗いません。
無菌で栽培されるため、洗う必要がないのです。
気になる方は、軽く湿らせたキッチンペーパーでやさしく拭き取ります。
洗ってしまうと風味がなくなり、傷みが早くなります。
エノキ茸の茹で方
- エノキ茸の石づきを取ってほぐす
- 沸騰した湯で30秒~1分茹でる
- ざるにあげて冷ます
耐熱皿に入れてラップをし、加熱します。
大きめの一株なら2~3分で火が通ります。
電子レンジを使うと水溶性のビタミンB群などを逃がさずに火を通すことができます。
エノキ茸の保存場所
冷蔵庫の野菜室が適温です。
エノキ茸の見分け方と選び方
新鮮なものを買って保存しないと、保存期間が短くなってしまいます。
しっかりと選ぶようにしてください。
腐っている場合の見分け方
腐り具合は以下に当てはまると危険です。
- 水が出ている
- 変色している
- ハリがなく、ぐにゃっとしている
新鮮な選び方
新鮮な選び方は、以下の通りです。
- ハリがある
- 袋の内側に水滴がない
- きれいな白色をしている
エノキ茸の旬
天然物のエノキ茸の旬は10~11月ですが、一般的にスーパーで売られているエノキ茸は菌床栽培されたものなので、通年出回ります。
エノキ茸について
エノキ茸といえば白色ですが、天然のエノキ茸と掛け合わせた茶色いエノキ茸も出回っています。
白いエノキ茸に比べて3倍ものアミノ酸が含まれ、風味が強く、なめこに似たぬめりがあります。
生のエノキ茸にはフラムトキシンという毒素が含まれていて、生食すると食中毒の症状が出ることがあります。
加熱すれば毒はなくなるので、エノキ茸は必ず加熱して食べてください。
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エノキ茸の保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
エノキ茸は、常備菜にしやすい便利なキノコです。
加工することで健康効果が高まるものもあるので、ぜひお試しください。
エノキ茸の保存食の種類
- 煮物
- 漬け物
- 蒸し物
エノキ茸の保存食レシピの簡単作り方と保存期間
エノキ茸のガーリック炒め
冷蔵庫で2~3日保存できます。
エノキ茸の常備食人気レシピの作り方と保存期間
手作りなめたけ
冷蔵庫で2~3日保存できます。
エノキ茸の漬物・酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
パプリカとエノキ茸の浅漬け
冷蔵庫で4~5日保存できます。
エノキ茸の保存食冷凍レシピ
エノキ氷
エノキ茸の生産日本一の長野県で開発されたエノキ氷は、エノキ茸の栄養を毎日簡単に摂ることができます。
便秘の解消、ダイエット、免疫力向上、美肌効果などさまざまな効能があります。
冷凍で3週間保存できます。
エノキ茸の長期保存できる日持ちレシピ
キノコ塩蒸し
冷蔵庫で1週間保存できます。
エノキ茸のお弁当のおかず
エノキベーコン巻き
冷蔵庫で2~3日保存できます。
エノキ茸の保存食筋トレ
鶏胸肉団子
エノキ茸入りの鶏肉団子です。
冷蔵で3~4日、冷凍で1ヵ月ほど保存できます。
離乳食の保存
エノキ茸は繊維が多いので、細かくみじん切りにします。
柔らかいかさの部分を使いましょう。
離乳食後期から与えることができます。
まとめ
安くて手に入りやすく、栄養価も高いエノキ茸は、現代人の強い味方です。
身近なキノコにこれほどの健康効果があるのはうれしいですね。
簡単で美味しく、常備菜にぴったりなエノキ茸をぜひ食卓に取り入れてください。
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