じゅんさいは食物繊維が豊富な秋田県の特産品です。
この見た目からだと冷蔵庫での保存方法や、冷凍保存の方法や干す保存方法はあるのかどうかなど、分からないことが多いですよね。
保存期間も気になるところです。
今回はこれらの疑問点に加え、栄養価や保存食レシピについても解説していきます。
じゅんさいは不思議な見た目ではありますが、プリっとした触感とのどごしはさっぱりしていて夏におすすめですよ。
スーパーで見かけたら是非手に取ってみてくださいね。
Contents
じゅんさいの保存の仕方
冷蔵庫に入れて保存します。
長期間保存しておくことはできません。
なるべくすぐに下処理をして瓶詰めし、冷蔵庫で保存してください。
じゅんさいは鮮度が命なので手に入れたらすぐに下処理して食べてしまいましょう。
じゅんさいの保存温度
5℃~10℃
冷蔵保存が適しています。
じゅんさいの保存方法まとめ
生のじゅんさいは手に入れたらすぐに食べてください。
- 常温・・・なし
- 冷蔵・・・洗って沸騰した湯で茹でて水にとり冷ます
- 冷凍・・・なし
- 干し・・・なし
じゅんさいの保存期間と賞味期限まとめ
生の場合は冷蔵庫に保存して1~2日で食べきってください。
- 常温・・・なし
- 冷蔵・・・下処理してから1週間
- 冷凍・・・なし
- 干し・・・なし
じゅんさいを常温保存する方法
常温保存は適していません。
じゅんさいの周りのぬめりは水からできているので常温保存しておくと腐敗の原因となります。
じゅんさいを冷蔵保存する方法
下茹でして処理したほうが日持ちするのでその方法を紹介します。
じゅんさいの冷蔵保存法
- Step1洗うぬめりがとれないように優しく洗う
- Step2茹でる熱湯に湯を沸かし、1分ほど茹でる
- Step3冷水にとる鮮やかな緑色になったらひきあげ、すぐに冷水にとり冷ます
- Step4保存する水を切って、煮沸した瓶に詰めておく。もしくは水をはったボウルにいれておく
じゅんさいの冷蔵保存の際の保存期間
1週間は冷蔵庫で保存できます。
じゅんさいの冷蔵保存の際の栄養素は?
じゅんさいはほとんどが水分で出来ており、特に周りのぬめりの部分には食物繊維が豊富に含まれており、葉の部分にはポリフェノールが豊富に含まれています。
また、ぬめり成分には体内の粘膜を保護する役目ももっているので、胃の粘膜や鼻の粘膜を保護し、風邪にかかりにくくなったり、胃があれるのを防ぎます。
じゅんさいを冷凍保存する方法
専門的に行っている業者もあるみたいですが、一般宅では冷凍保存は難しいので手に入れたらすぐに食べてしまいましょう。
じゅんさいを干す保存方法
干す保存方法もありません。
じゅんさいのカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
買ってからすぐに下処理してしまうことがポイントです。
下処理した後は煮沸消毒させた瓶に清潔な状態で入れておくと1週間ほど保存できます。
じゅんさいの保存方法 使いかけ
空気に触れると緑色から赤っぽい色に変色していくので、使いかけはジッパー付きの袋などにうつして空気を抜いておきましょう。
少量の水も一緒に入れておくと良いです。3日に1回は水換えを行ってください。
じゅんさいの周りのぬめりがとれないように気を付けて保存してください。
じゅんさいをカットしたときの保存期間
生の場合は1~2日。水煮の場合は1週間で食べきってしまいましょう。
じゅんさいの長持ちさせる保存方法
じゅんさいを手に入れたらすぐに下処理をしてしまうことが大切です。
じゅんさいを生で保存するには?
生で保存する場合は日持ちがしませんので1~2日で食べきってしまいましょう。
少量の水につけておくと乾燥を防ぐことができます。
ぬめりの部分は食物繊維を含んでいるのでなるべく洗い流さないようにしてください。
じゅんさいの夏と冬の保存の違い
じゅんさいの旬は夏頃です。暑い季節は食品が腐敗しやすい季節でもありますので、必ず冷蔵庫で保存してください。
冬場は水煮のじゅんさいを手に入れることがあるかと思いますが、水煮のものも同様に冷蔵庫で保存しましょう。
じゅんさいを外で保存できる?
冬場の場合は外で保存も可能ですが、気温が10℃以下の場所で保存しましょう。
じゅんさいを包む新聞紙がないとき
じゅんさいは周りのぬめりが大切なので、保存する場合は瓶やボウルなどに入れ少量の水を入れて乾燥させないようにしましょう。
じゅんさいの保存容器や保存袋
下処理したじゅんさいは煮沸消毒した清潔な瓶に詰めておくと、くずれてぬめりがとれることがないのでおすすめです。
空気に触れると色が変色してしまうため、なるべく密封できるようにしましょう。
じゅんさいの洗い方(下処理)
- ボウルに水をはる
- 水の中にそっと入れ、ぬめりがとれないように優しく洗う
- ザルにあげる
じゅんさいの茹で方
[list class="li-mainbdr li-dashed"]- 鍋に湯を沸かす
- 1分ほどサッと茹でる
- 冷水にとり、冷ます
茹でていると鮮やかな緑色に変わります。そうなったら冷水につけて色止めをしましょう。
じゅんさいの保存場所
変色の原因になるのでなるべく日の当たらない場所に保存しましょう。
じゅんさいの見分け方と選び方
じゅんさいの見分け方と選び方をご紹介します。
腐っている場合の見分け方
- 色が黒く変色している
- 酸っぱい匂いがする
- 周りのぬめりが減ってきている
新鮮な選び方
- ゼリー状の粘液の粘りが強い
- 粒が小さくて大きさがそろっている
じゅんさいについて
スイレン科の水草の一種で水中に潜っている若い芽と茎の一部分を職人が小舟に乗って摘み取っていきます。
国内の主要産地は秋田、北海道、青森となっています。
生のじゅんさいは1番芽から3番芽まであり、番号の若い早採りのものほど粘りが強く、風味に優れています。
そして、じゅんさいは周りのぬめりが多くついていれば多いほど上質の物であると言われています。
水面に浮かぶ葉っぱが食用になるわけではなく、水中に栽培された新芽のみが食用となるじゅんさいは、周りにまとわっているぬめりの部分がキラキラと輝いて「食べるエメラルド」とも言われています。
カロリーも低く、食物繊維も豊富なところはダイエットにも適しています。
じゅんさいの旬
じゅんさい1番芽から3番芽があり、1番芽のものほど粘りがあり風味が良いです。
4月~9月ごろに収穫を行います。
旬は1番芽の収穫の最盛期をむかえる6~7月ごろです。
じゅんさいの保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
簡単なじゅんさいレシピをご紹介します。
じゅんさいの保存食の種類
- お吸い物
- 梅和え
- 酢の物
じゅんさいの保存食レシピの簡単作り方と保存期間
じゅんさい自体日持ちするものではないですが、お酢には抗菌作用があり比較的長持ちします。
冷蔵庫で3~4日保存できます。
じゅんさいの常備食人気レシピの作り方と保存期間
じゅんさいはねばっとした食材と相性がよいです。
じゅんさい + とろろ、納豆、めかぶ、もずく、おくらなどのねばねば食材とだし醤油や甘酢などとあえて和え物にしたら食卓でプラス1品
することができます。
梅干しなども抗菌作用があるので種をとった梅を包丁で叩いてうめぼし、めんつゆなどとあわせたじゅんさいの梅和えもおすすめです。
保存期間は短いので、作った次の日までに食べきってください。
食べる直前にあえるだけで良く、手間が少ないのでおすすめです。
じゅんさいの漬物・酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
じゅんさいは市販されているもので、もとから酢漬けになっているものがあります。
酸味が気になる人は袋から出して酢水を切り、水をはったボウルに一晩ほどつけておくと酢抜きすることができます。
酸味が気にならない方は酢抜きをせずに食べることができるのでお好みにあわせて下処理をしてください。
袋から出した市販のじゅんさいは1週間で食べきってください。
じゅんさいの保存食を冷凍できるレシピ
じゅんさい自体が冷凍保存に適していませんので、作ったら食べきりましょう。
じゅんさいの長期保存できる日持ちレシピ
長期保存させるのは難しいのですが、下処理して瓶詰にして置いておけば、料理にじゅんさいを入れるだけなので、調理過程が簡単な料理ばかりです。
じゅんさいのお弁当おかず
オムレツの中に入れるとお弁当のおかずとしても入れられそうです。
じゅんさいの保存食で筋肉に効くレシピ
じゅんさいは成分のほとんどを水分が占めており、カロリーが低いので減量している方におすすめです。
また栄養素としてビタミンKが含まれています。
ビタミンKは骨の健康維持に不可欠な栄養素で骨にカルシウムを沈着させる働きをします。また、カルシウムが尿中に排出されるのを防ぎ、骨を強くします。
筋肉にはたんぱく質の摂取が重要ですが、ビタミンKなどのビタミン類も身体を作るために大切な栄養素なので積極的に摂取しましょう。
離乳食の保存
じゅんさいは比較的味も淡白でアレルギーも出にくいとされているので離乳食でも大丈夫です。
時期は離乳後期から与えてみましょう。じゅんさいのみではなく、納豆やとろろなど他の食材と混ぜて与えてみてください。
とろろはアレルギーが出やすい野菜なのでいろんな食べ物を試した後に与えるようにしてください。
じゅんさいの不思議な見た目にこのような効能があるとは驚きました。
レシピも意外と簡単にできるものが多く、ポン酢や醤油をかけてツルっと食べてみたいものです。
摘み取り方が独特のじゅんさいですが、東北の地方では摘み取り体験ができるところもあるみたいです。
小舟に乗って水中のじゅんさいを探す旅はなんだか楽しそうです。
気になった方は是非摘み取り体験にも出かけてみてくださいね。
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