えごまの葉は大葉とよく似ていますが、購入しても保存方法はあまり知られていません。
えごまの葉の保存方法を知れば、保存期間も伸び、美味しい保存食レシピを知ることもできます。
そこで、 今回は、えごまの葉の冷蔵・冷凍などの保存方法、保存期間をお伝えします。
また、お肉に巻く以外でのえごまの葉の食べ方をご紹介します。
簡単な保存食レシピなので、えごまの葉を継続的に食べて、健康な体を手にいれましょう。
Contents
えごまの葉の保存の仕方
えごまの葉は、常温では日持ちしせん。
しかし、冷蔵保存をするときにも低温障害に気をつけてください。こまめにチェックできれば、長持ちさせることができます。
えごまの葉の保存温度
えごまの葉の最適な保存温度は10度前後です。
えごまの葉の保存方法まとめ
- 常温・・・なし
- 冷蔵・・・根元を水に浸ける方法とキッチンペーパーで包む方法の2種類
- 冷凍・・・キッチンペーパーで挟む方法と、ペーストにする方法の2種類
- 干し・・・天日干しする方法と電子レンジを使う方法の2種類
えごまの葉の保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・なし
- 冷蔵・・・1週間
- 冷凍・・・1ヶ月程度
- 干し・・・1ヶ月程度
えごまの葉を常温保存する方法
えごまの葉を常温保存する方法はありません。
えごまの葉を冷蔵保存する方法
えごまの葉を冷蔵保存する方法を2種類ご紹介します。
えごまの葉の冷蔵保存法
①根元を水に浸ける方法
- Step1洗うえごまの葉を軽く水で洗う
- Step2水気を切るキッチンペーパーで水気を切る
- Step3水を入れる高さのあるふたのできる容器に、えごまの葉の根本が、少し浸かる程度の水を入れる
- Step4えごまの葉を入れるえごまの葉を丸ごと入れる
- Step5保存する冷蔵室に立てて保存する
低温障害の原因になるので、葉に水分がつかないように気をつけてください。水の交換は1日1回行いましょう。
②キッチンペーパーで包む方法
- Step1洗うえごまの葉を軽く水で洗う
- Step2包むえごまの葉をキッチンペーパーで包む
- Step3保存袋に入れるキッチンペーパーで包んだえごまの葉を保存袋に入れる
- Step4保存する野菜室に保存する
キッチンペーパーは1日1回交換してください。
えごまの葉の冷蔵保存の際の保存期間
2種類とも保存期間は1週間です。
えごまの葉の冷蔵保存の際の栄養素は?
えごまの葉を冷蔵保存する際の栄養素は、変化ありません。
1週間以上保存すると、ビタミンやミネラルなどの栄養素が、えごまの葉の成長に使われるので減っていきます。
えごまの葉を冷凍保存する方法
えごまの葉を冷凍保存する方法を2種類ご紹介します。
えごまの葉の冷凍保存法
①キッチンペーパーで挟む方法
- Step1洗うえごまの葉を軽く水で洗う
- Step2水気を切るキッチンペーパーで水気を切る
- Step3挟むえごまの葉をぬれていないキッチンペーパーで重ねるように挟む
- Step4保存袋に入れる冷凍用保存袋に入れ、密閉する
- Step5保存するアルミトレイに乗せ、冷凍庫で保存する
えごまの葉同士が重ならないように気をつけましょう。
②ペーストにする方法
- Step1洗うえごまの葉を軽く水で洗う
- Step2水気を切るキッチンペーパーで水気を切る
- Step3ミキサーにかけるえごまの葉をミキサーにかけ、ペースト状にする
- Step4保存袋に入れる冷凍用保存袋に入れ、平らに広げる
- Step5保存するアルミトレイに乗せ、冷凍庫で保存する
ソースや、おかゆなどに入れるときに使いやすい方法です。使うときは、必要分を割って使うと便利です。えごまの葉を、茹でてからミキサーにかけることもできます。
野菜マルシェのなのか
- 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
- アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
- 冷凍室を強に設定するとなおよし
えごまの葉の冷凍保存の際の保存期間
2種類とも保存期間は1ヶ月です。
えごまの葉の冷凍保存の際の栄養素は?
えごまの葉の冷凍保存では、解凍の時にビタミンやミネラルなど、水溶性の栄養素が減ります。
ポリフェノールなどの脂溶性の栄養素は変化ありません。
えごまの葉を冷凍したあとの解凍方法
冷凍したえごまの葉は、自然解凍してください。天ぷらや煮物に使う場合は、凍ったまま使えます。
えごまの葉を干す保存方法
えごまを乾燥させる方法を2種類ご紹介します。
えごまの葉の干す保存法
①天日干しする方法
- Step1洗うえごまの葉を軽く水で洗う
- Step2水気を切るキッチンペーパーで水気を切る
- Step3ザルに並べるえごまの葉が重ならないようにザルに並べる
- Step4干す湿度の低い晴天の日に2~3時間程度天日干しをする
- Step5保存する保存容器に、乾燥材と一緒に入れて冷蔵室で保存する
えごまの葉は低温障害を起こすと干すときに黒ずんでしまうので、購入したら冷蔵庫に入れる前に干しましょう。
②電子レンジを使う方法
- Step1洗うえごまの葉を軽く水で洗う
- Step2水気を切るキッチンペーパーで水気を切る
- Step3並べるえごまの葉が重ならないように並べる
- Step4加熱する電子レンジで600wで3分加熱する
- Step5保存する完全に乾燥したら、乾燥材に一緒に入れて冷蔵室に保存する
3分で水分が残っている場合は2分ずつ様子を見ながら加熱してください。
えごまの葉の干す保存の際の保存期間
完全に乾燥したえごまの葉の保存期間は1ヶ月程度です。湿気ってくると傷みやすいので、長く保存する際は様子を見て使ってください。
えごまの葉を干した後の戻し方
乾燥したえごまの葉は、粉々に砕いたものを料理に使うのがおすすめです。ソースやふりかけ、トッピングなどに使えます。
えごまの葉を干す保存の際の栄養素は?
乾燥させたえごまの葉は、ロスマリン酸というポリフェノールが増えます。
天日干しの場合は、αリノレン酸が減少してしまうので、電子レンジで乾燥させる方法をおすすめします。
えごまの葉のカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
えごまの葉をカットした場合は冷凍保存がおすすめです。
えごまの葉の保存方法 使いかけ
カットしたえごまの葉は日保ちしないので、キッチンペーパーに挟んで冷凍保存しましょう。
えごまの葉をカットした後
えごまの葉をカットしたときの保存期間
カットしたえごまの葉は、冷凍保存で1週間程度です。
香りが飛びやすいので、早めに使いきりましょう。
えごまの葉の長持ちさせる保存方法
えごまの葉を長持ちさせる方法をご紹介します。
【韓国】えごまの葉の保存方法
韓国では、えごまの葉をサンチュのように使って焼肉を食べますが、長期保存するときは、キムチにして保存するのが一般的です。
ケンニプキムチとして、日常的に食べられています。
えごまの葉の夏と冬の保存の違い
えごまの葉の保存は、冷蔵室を使いましょう。
夏の気温が高い時期は、乾燥したえごまの葉も冷蔵室に保存しましょう。
えごまの葉を丸ごと保存するなら
すぐに使う場合は、冷蔵保存がおすすめです。
1週間以内に使う予定がないときは、冷凍保存か、乾燥させて保存しましょう。
えごまの葉の栄養を効率よく摂取するには、乾燥させる保存がおすすめです。
えごまの葉を包むキッチンペーパーがないとき
えごまの葉は、低温障害を起こすので、保温と水分を適切に保つためにキッチンペーパーが必要です。
キッチンペーパーがないときは、冷蔵保存なら、霧吹きをしてからラップで包みましょう。1日1回、傷んでないかチェックしてください。
冷凍保存なら、布巾でしっかり水分をとってから、えごまの葉が重ならないように冷凍用保存袋入れましょう。
えごまの葉の保存容器や保存袋
えごまの葉は、密閉できる保存袋に入れるのがおすすめです。
えごまの葉の洗い方
- 流水でサッと洗う
- キッチンペーパーで水気をよく切る
えごまの葉は、湿った状態が続くと、ふにゃっとしてきます。
シャキッとした状態にしたいときは、食べる直前に洗って、しっかり水気をとりましょう。
えごまの葉の茹で方
- 沸騰したお湯に、重曹を少々入れる
- えごまの葉をくぐらせる程度に茹でる
- 冷水でしめる
えごまの葉の保存場所
えごまの葉は冷蔵庫に入れるのがおすすめです。乾燥と低温障害の対策が必要です。
えごまの葉の見分け方と選び方
腐っている場合の見分け方
- 茶色く変色している
- しなびている
- 葉がドロッとしている
新鮮な選び方
- 葉の緑が鮮やか
- みずみずしい
- 葉が厚い
えごまの葉について
えごまは、日本でも古くから栽培されているシソの仲間で、韓国では日常的に食べられている野菜ですが、日本では、独特の味や食感から、食用としてはあまり馴染みがありませんでした。
えごまは油や種だけでなく、その葉も豊富な栄養をもっています。
家庭菜園も人気ですが、えごまは生命力が強く、えごまの葉はプランターからはみ出すくらい大量に生い茂るので、焼き肉でサンチュのように使うだけでは食べきれないぐらいです。
えごまは、シソ科の植物で、大葉とほぼ同じ葉の形をしています。異なるところは葉の大きさです。
大葉よりも1.5倍くらい大きく、少し筋が目立ちます。別名は「じゅうねん」と言い、食べると10年は長生きするほど、栄養が豊富なところからつけられたといわれています。
味は、大葉よりも青みが強く、ミントに近い清涼感があるため、昔の日本人の口には合わなかったようで、えごまの栽培が盛んになってからも、えごまの葉は、その多くが廃棄されていました。
しかし、えごまの葉の栄養分が注目されて、美容大国の韓国でも日常的に食べられている野菜であることが広まった結果、日本のスーパーでも購入できるようになりました。
えごまは生命力が強いので、家庭菜園でも育てやすく、初夏になると、プランターからはみ出るくらい葉が生い茂ります。
島根県では、畑の青魚として特産物化する動きもありますし、えごまの葉は、日本でも身近な野菜になりつつあります。
えごまの葉の旬
えごまの葉の旬は、6月~8月です。
えごまの葉の保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
えごまの葉の保存食と常備菜の人気レシピをご紹介します。
えごまの葉の保存食の種類
- 和え物
- 醤油漬け
- キムチ
えごまの葉の保存食レシピの簡単作り方と保存期間
簡単!えごまの葉チヂミ
冷蔵庫で2~3日程度保存できます。
えごまの葉の常備食人気レシピの作り方と保存期間
節約常備菜に◎モヤシと豆苗のナムル
冷蔵庫で2~3日程度保存できます。
えごまの葉の醤油漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
簡単☆ご飯によく合うエゴマの葉の醤油漬け
冷蔵庫で1ヶ月保存できます。
えごまの葉の保存食を冷凍できるレシピ
エゴマの葉の佃煮
冷蔵庫で5日程度、冷凍で2~3週間程度保存できます。
えごまの葉の長期保存できる日持ちレシピ
韓国家庭料理 エゴマの葉キムチ
冷蔵庫で2週間程度保存できます。
えごまの葉のお弁当おかず
えごまの葉の豚肉巻き
冷蔵庫で2~3日程度保存できます。
えごまの葉の保存食で筋肉に効くレシピ
えごまの葉には、βカロテンやビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれています。
特徴的な栄養素としては、αリノレン酸とロスマリン酸ががあります。
αリノレン酸はオメガ3系の必須脂肪酸で、体内でEPDやDHAという青魚などにも含まれる栄養素に変換されます。ロスマリン酸は、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用が強いことで注目されています。
他にも香り成分として、ペリラケトンとエゴマケトンが含まれています。
えごまの葉によって期待される効能は、以下の通りです。
- βカロテンやビタミンC、ビタミンEの抗酸化作用によって、免疫力アップと老化防止
- αリノレン酸によって、肥満の抑制、脳機能の維持・改善
- ロスマリン酸によって、抗アレルギー効果
- ペリラケトンとエゴマケトンの防腐作用によって、食中毒の予防
えごまの葉は、乾燥させることで、栄養素が増え、効率的に摂取できます。習慣的に摂取することが大切なので、えごまの葉を乾燥粉末にすると、食事に取り入れやすくなりますね。
離乳食の保存
えごまの葉は、離乳食中期から与えることができます。味や香りにクセがあるので、赤ちゃんの反応を見ながら与えるようにしましょう。
粉末にして、おかゆやおやきに混ぜるのがおすすめです。
えごま油や種は有名でしたが、えごまの葉は食材としては馴染みがありませんでした。大きくした大葉のような見た目ですが、味は全く異なることも驚きです。
キムチにすると、独特の味が抑えられ、清涼感のある美味しいキムチになります。食べやすくなるのでおすすめですよ。
えごまの葉は、栄養豊富で、医療や農産業の分野からも注目の野菜です。習慣的に食べて、健康維持に役立ててみてください。
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