大根の保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!葉も干せる?

いつでも見かける大根ですが、大根は1本丸ごとですと、余ってしまっていつの間にかシワシワなんてことも。

大根を余すことなく最後まで使い切るには、保存方法だ大切です。

大根は冷凍もできますし、正しい保存方法であれば保存期間を延ばすことができます。

今回は、大根の保存方法や保存食レシピも一緒にご紹介していきますね。

Contents

大根の保存の仕方

大根の保存の仕方ですが、新聞紙に包んで保存することが基本となります。

カットしたものは、ラップで切り口を包み野菜室で保存します。

干すことで甘みが増し、保存期間も長くなり長持ちします。

大根の保存温度

大根の最適な保存温度は、0℃~5℃です。

大根の保存には葉っぱを切る?

大根の保存の前に下処理の方法をお伝えします。

  1. 大根の葉っぱを切りとします。
  2. 大根の葉を切り落とした部分を穴をあけてその部分に湿らせたキッチンペーパーを入れ込みます。

葉をそのままにしておくと大根の水分が抜けてシワシワになるのを防ぎます。

大根の根の保存法

  • 常温・・・新聞紙で包み涼しい場所で保存、冬なら可能です。夏場では常温頼は冷蔵が向いています。
  • 冷蔵・・・大根をカットした場合は冷蔵庫で保存します。
  • 冷凍・・・大根が余ってしまったときなどは、すりおろしや薄切りなどにして冷凍します。
  • 干し・・・大根は干して切り干し大根にしてみましょう。旨みが増して美味しいですよ。

大根がたくさん収穫できたときには、土に埋め戻すこともできます。

大根の保存期間と賞味期限まとめ

  • 常温・・・5日(夏)7日(冬)
  • 冷蔵・・・10日
  • 冷凍・・・1か月
  • 干し・・・2週間~3か月

大根の葉の保存方法

大根の葉は、かぶと同様に栄養価が高いです。

捨てずにご飯のふりかけにします。

大根を常温保存する方法

大根を常温保存する方法をご紹介します。

大根は冬であれば常温も可能です。

大根の常温保存法

  • Step1
    包む
    新聞紙で包む

  • Step2
    保存
     涼しい場所で保存
  •  

大根は1本丸々購入される方が多いと思いますが、1本丸ごとであれば、新聞紙で包み涼しい場所で保存します。

もう一つの方法は、ラップで1本丸ごと包み冷暗所で保存する方法です。

こちらの方法で実際に我が家で実践しましたが、2週間後に切っても食べることが出来ました。

とても寒い廊下に置いたところ、シワシワになりませんでした。

ラップで包むと水分が抜けずらく、涼しい場所(廊下)での保存だったこともあり、日持ちしたと思われます。

大根の常温保存の際の保存期間

大根の1本丸ごとであれば、冬は1週間以上持ちます。

夏は暑さに弱いので3日ぐらいしか持ちません。

大根の常温保存の際の栄養素は?

大根の皮の下にはビタミンCが多く含まれています。常温で保存すると水分が抜けていくので多少の減少はみられます。

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大根(根)を冷蔵保存する方法

大根の根を冷蔵保存する方法をご紹介します。

大根の冷蔵保存法

  • Step1
    包む
    長いもので冷蔵庫に入らなければカットしますが、基本的には1本のままで新聞紙に包む
  • Step2
    保存
    野菜室で保存
  •  

1本丸ごとなら切らずに冷蔵庫に入れるほうがより長持ちします。

大根をカット(切った)したときの保存方法

大根をカット(切った)ときの保存方法は、すぐに使うことが一番です。

すぐに使わない時には冷凍したり、水分も抜けてきてシワシワになってしまうので、カットしたらラップでしっかり包みましょう。

冷蔵庫で保存したら立てておくことを忘れずないようにし、きっちり包めば乾燥を防ぐことができます。

  1. 1本丸ごと買ってきたら、すぐに使う場合は調理によって使う部位を使い分けるため3つに分けます。
  2. 切り口をしっかりラップして、ビニール袋で保存します。

こちらが3つにカットした画像です。

切り分けると部位がわかっているので調理するときに便利です。

立てて保存します。

大根の冷蔵保存の際の保存期間

大根を冷蔵庫で保存すると、10日ぐらいです。

カットしてしまうと切り口が干からびてきます。

大根の冷蔵保存の際の栄養素は?

大根を1本丸ごと冷蔵庫で保存しておくと、水分の抜けは少ないですが、乾燥によりビタミンCは減っていきます。

カット(切った)しまうと、常温同様、水分が抜けていくのでビタミンCは減っていきます。

乾燥で水分が抜けてしまった大根を復活させるには、失った水分を入れてあげることです。ボウルに水をはりつけておくだけでみずみずしさが戻りますが、早めに使い切りましょう。

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大根を冷凍保存する方法

大根を冷凍保存する保存方法をご紹介します。

大根の冷凍保存法

大根は冷凍できますが、大きすぎると1本丸ごとを冷蔵庫に入れることができません。

でも、一人暮らしやご夫婦で生活されていると、1本丸ごとが安いと買ってきてしまって、使いきれずに捨ててしまうことも。

そんなときには、冷凍がおススメです。

  • Step1
    カットする
    薄切り(いちょう切りや短冊切り)や輪切りにする

  • Step2
    袋に入れる
    冷凍用保存袋に入れる

  • Step3
    保存
    そのまま冷凍する
  •  

忙しい主婦には生のままの冷凍したほうが、冷凍する際にも楽で簡単です。

生の大根を冷凍すると、細胞が壊れるので調味液がしみ込みやすくなります。これも時短ですね。

他にも、大根をすりおろして冷凍すると、食感の変化も感じないし、ちょっとさんまの横に加えたいときにはアルミカップで小分けにしておくとそのまま出せるので便利です。

皮を剥いたら皮も冷凍できます。

千切りにして冷凍しておくと、味付けを濃くしてきんぴらにすると美味しいです。

大根の冷凍保存の際の保存期間

大根を冷凍すると、1か月が目安ですが、大根を冷凍すると長持ちできると思わず、早めに使い切るようにしてください。

大根を千切りしたら冷凍保存可能?

大根を千切りしても、上記の保存方法と一緒で、茹でたり生のままでも大丈夫。

味噌汁にいれると食感もそんなに感じませんでした。

大根の保存【ためしてガッテン】方法

以前、NHK「ためしてガッテン」で紹介されていた大根の保存方法が話題になっていました。

保存方法は、生の大根を直接調味液につけて、保存袋に入れて冷凍します。

結構斬新な方法ですが、この方法は味が染みやすくなるという利点があります。

解凍方法は、料理するときに凍った大根そのまま調理するだけ。

いつもなら時間がかかって味が染みにくい煮物でも簡単にできるようです。

生の大根を冷凍によって細胞を壊していく過程で調味をさせていく方法なんですね。驚きです。

ということは、冷凍は乱切りやおでんの大根サイズも冷凍できるのです。

大根の冷凍保存の際の栄養素は?

大根を冷凍保存すると、冷凍するだけでは栄養価は損なわれません。

栄養素は、水分が多くビタミンCが皮の下に含まれていて大根の中心部より皮のすぐ下だと2倍多く含まれています。が、加熱によりこのビタミンCは失われてしまいます。

すりおろすときには、皮ごとすりおろします。

大根を冷凍したあとの解凍方法

大根を冷凍すると食感が気になる方も多いかと思います。

特に千切りや薄切り、いちょう切りにした場合は、生のままで食べるサラダは食感が気になりましたので、味噌汁や煮物など水分が抜けても大丈夫な調理法がおススメです。

すりおろし大根は、そのまま自然解凍し30分から1時間ほどで解凍できます。

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大根を干す保存方法

大根を干す保存方法をご紹介します。

大根の干す保存法

大根を冷凍したくないという方には、干し大根、切り干し大根がおススメですよ。

生の大根の水分がほとんどで、乾燥すると栄養価が凝縮されます。

大根を切って干すと水分が抜けて旨みが増します。

  • Step1
    カットする
    輪切り、千切り、短冊切りにカットする

    皮も干します

  • Step2
    干す
      野菜カゴやザルで3~5日ぐらい干す
  • Step3
    保存
    保存袋にれて保存
  •  

夜は室内に入れておきます。

大根の干す保存の際の保存期間

大根を干すと、1か月ぐらいが目安です。

大根を干した後の戻し方

干し大根を戻す際には、厚みがある大根であれば茹でて戻します。

細長い干し大根は、水で柔らなくなるまで戻します。

セミドライであれば、水で戻さずそのまま調理してもOKです。

切り干し大根を戻すように調味料を吸ってくれて栄養と旨みを一緒に味わえ、一石二鳥です。

大根の干す保存の際の栄養素は?

大根を干すと、栄養価はとても増えます。

生の大根に比べ、鉄分は49倍になり、カルシウムは23倍になります。

大根の葉の保存方法

大根の葉の保存法

大根の葉の保存方法は、

  • 加熱する
  • 塩もみ

小分けしてラップに包みます。

大根の葉の保存は冷凍方法

大根の葉は常温では保存できず、すぐに使わないのであれば冷凍しておきます。冷凍する保存方法は、小分けで冷凍しておくと、浅漬けや彩りなどにすぐに使えます。

大根の葉の保存の際の保存期間

大根の葉を冷凍したら、1か月が目安です。

大根の葉の保存の際の栄養素は?

大根の葉には、カリウムやマグネシウムが多く含まれていて、水分が多い大根より栄養価は高いです。捨てずにしっかりいただきましょう。

大根葉(生) 大根葉(茹で) 大根根(皮付き生) 大根根(皮なし生) 干し大根(切り干し大根)
ナトリウム 48 28 19 17 210
カリウム 400 180 230 230 3500
カルシウム 260 220 24 23 500
マグネシウム 22 22 10 10 160
リン 52 62 18 17 220
3.1 2.2 0.2 0.2 3.1
亜鉛 0.3 0.2 0.2 0.1 2.1
ビタミンC 53 21 12 11 28
食物繊維 4.0g 3.6g 1.4g 1.3g 21.3g

※単位が書いていないものは、mg、100g当たりの栄養素。

こちらの表を見ると、大根の葉と切り干し大根に軍配が上がりますね。

ビタミンCは、水溶性なので、水分と一緒に流れ出てしまうため、スープなど汁物系と一緒に調理すると栄養を逃さず摂取することができます。

大根を長持ちする保存方法

大根の保存方法で新聞紙ないときは?

大根1本を丸ごとの新聞紙で包んで保存する方法をご紹介しましたが、新聞紙がないときもあります。

大根は乾燥に弱い食材ですので、新聞紙がないときにはラップで代用可能です。

新聞紙で包むとシワシワになる方もみえるのですが、立てて保存するなどと対策を行う乾燥を防ぐと、シワシワが少なくなります。

大根を丸ごと保存法

大根を丸ごと購入することが多いと思いますが、新聞紙に包むか、ラップでしっかりと包んで乾燥を防ぎます。

大根には、ジアスターゼというでんぷんやたんぱく質を分解する酵素で、

MEMO

焦げた焼き魚の部分に含まれている発がん性物質を解毒する

ご飯やいもを食べ過ぎてしまい胃もたれのとき大根おろしを食べると消化を助ける

など、ゲップや胸やけのときの胃酸が多く出ているときにも改善してくれます。大根おろしは、二日酔いにも効果を発揮してくれます。

大根の保存方法は長期が可能?

大根の保存は冷凍や干したりすると、長期保存が可能です。

土の中に埋め戻したりすると、長くて半年間の保存は可能になります。

大根の土付き(泥付き)の保存方法

大根の土付きの保存方法は、こちらの記事でまとめています。

大根の保存 土に埋める方法や外の畑的農家的野菜の保存

大根の保存期間を延ばす塩とは?

大根の保存期間を延ばすのは、塩もみして塩漬けするということですね。

漬物は保存食になりますので、保存期間は延びることになります。

腐っている場合の見分け方

大根が腐っている、傷んでくると、

  • 茶色くなる
  • ぬめりがでてくる
  • カビが生える
  • 臭いがする

食べられないというレベルではないですが、スが入りスカスカになってしまうことがあります。

食べるには食感がよくないので、すりおろしにします。

新鮮な選び方

  • 大根の葉が濃い緑色
  • 大根の根の色が白い
  • 大根の根が太い
  • 重みがあるもの
  • 凹凸が少ないもの

カット済みの大根であれば、断面がみずみずしいものを選んでください。

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大根の保存食とおすすめ作り方レシピ

大根は部位によって調理法が違います。

上の部分がサラダ、真ん中が煮物や味噌汁、先端が辛みが強いので大根おろしにしたり、味の濃い味付けにします。

大根の保存食の種類

大根の保存食として漬物や酢漬け、煮物があります。

大根の漬物・酢漬けの保存食レシピと保存期間

大根の保存食としては漬物がありますが、私がおススメするのが、こちら!

合わせて置くだけの漬物

材料も自宅にある調味料ですぐに出来ますし、漬け汁がたくさん出てくるので酢の物にしたりと応用抜群です。

大根の漬物の保存期間は、1週間ぐらいが目安です。美味しいので2.3日ですぐになくなります。

他にも干し大根で作る即席漬物もあります。

大根の保存食・常備食レシピと保存期間

大根の煮物は、鍋に入れておき毎日火にかけることで日持ちがします。

また、冷蔵庫で保存しておくと長持ちしますが、冷蔵庫の開け閉めによって冷蔵庫の温度変化で保存期間は短くなります。

大根の冷凍保存おかずレシピ

おでんの大根は冷凍保存可能?

おでんの大根は寒い冬には定番ですが、おでんの大根は一度調理されているし、冷凍できそうだなと思ったのですが、おでんの大根はかなり柔らかくくたくたになっているので、冷凍してしまうともっと柔らかくなります。

調理する前に大根を冷凍する方法は、上記でもご紹介していますが、冷蔵庫に入れて早めに食べる、ということのほうがよさそうです。

ちなみに、おでんの大根は、栄養価がほとんどありません。

大根のジアスターゼは消化酵素として活躍してくれますが、加熱に弱く50~70℃で働かくなってしまうんです。

脂質を分解してくれる酵素リパーゼも同様に失われていきます。

大根の保存冷凍味噌汁

大根を冷凍保存しておき、味噌汁に使うと朝や忙しいときなどは便利です。

千切りや細切りにした大根を冷凍しておき、味噌汁を作ります。

特に変わったことはしませんし、冷凍保存した大根を入れるだけ。ネギも一緒に味噌汁の具として一緒に冷凍しておくと、もっと簡単に味噌汁が出来上がります。

はちみつ大根の保存期間

妊娠中や風邪の引きはじめや、熱はないけれど咳がひどいときによく飲まれているのが、はちみつ大根です。(一歳未満の子供には与えないこと)

ちょっと苦く、はちみつの甘さの風味があるのですが、子供はちょっと苦手かもしれません。

大根の辛み成分「イソチオシアネート」が喉の殺菌をしてくれるというもの。

保存期間は、2.3日で飲み切るようにしてください。せめて4日以内には飲んでしまいましょう。

はちみつ大根の作り方

はちみつ大根の大根はそのままだとはちみつの香りがしているのですが、あまり美味しくありません。残った大根は漬物にしておくと、味が付いて最後まで食べることができます。

はちみつ大根の大根の残り

大根の長期保存レシピ

大根の長期保存のレシピは、漬物が一番でしょう。

こちらのレシピは、一年ぐらい日持ちがするレシピ。

長期保存の大根の漬物

大根の葉の保存食レシピと保存期間

大根の葉っぱふりかけレシピ

大根の葉のじゃこ炒め

 

大根の保存の方法で栄養も変わってきます。

冷凍できないと思われていた大根ですが、冷凍することで味がしみやすくなるという利点もありますので、最後まで使い切ってみてください。

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