酸味の効いた香りが特徴的なゆずは、料理を引き立てる名脇役として欠かせない食材です。
生食で食べることが出来ない為、1個まるごと使い切る印象が薄いゆずですが、果肉はもちろん、皮も食材として使うことが出来る、無駄のない果物です。
香りの良いゆずですから、使いたい時に香りが損なわれていたら、勿体ないですよね。
そこで今回の記事は、ゆずの保存方法、保存期間とともに簡単に作れる人気の保存食レシピも紹介していきます。
料理では和食に使われるイメージがありますが、ジャムやお菓子作りなど様々な用途があります。
しかも上手に保存すれば、ゆずの爽やかな香りもしっかり保存することが可能です。
Contents
ゆずの保存の仕方
ゆずは乾燥に弱い果実です。
丸ごとの場合は新聞紙に、カットしたものはラップに包むなど、適度な湿度を保つように保存します。
ここではゆずの保存方法を簡単に書いておく、まとめみたいな感じで。
ゆずの保存温度
3℃から8℃
ゆずの保存方法まとめ
- 常温・・・新聞紙に包み冷暗所で保存する
- 冷蔵・・・新聞紙に包みビニール袋に入れ野菜室で保存する
- 冷凍・・・ラップに包み冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する
- 干し・・・皮を剥ぎ、ザルの上で天日干しする
ゆずの保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・1週間程度
- 冷蔵・・・2週間程度
- 冷凍・・・1か月程度
- 干し・・・5日程度
ゆずを常温保存する方法
ゆずの常温保存方法を紹介します。
ゆずの常温保存法
- Step1新聞紙に包むゆずを新聞紙に包む
- Step2保存する直射日光が当たらない冷暗所で保存する
ゆずの常温保存の際の保存期間
外気温の変化の少ない場所で1週間ほど保存が可能です。
ゆずの常温保存の際の栄養素は?
果皮にはビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、マグネシウムが含まれます。
摂取することにより特に抗酸化作用、免疫力向上が期待できます。
ゆずを冷蔵保存する方法
ゆずの冷蔵保存方法を紹介します。
ゆずの冷蔵保存法
- Step1新聞紙に包むゆずを新聞紙に包む
- Step2ビニール袋に入れるビニール袋に入れ密閉する
- Step3保存する冷蔵庫の野菜室で保存する
ゆずの冷蔵保存の際の保存期間
冷蔵庫の野菜室で2週間程度保存が可能です。
ゆずの冷蔵保存の際の栄養素は?
果皮にはビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、マグネシウムが含まれます。
摂取することにより特に抗酸化作用、免疫力向上が期待できます。
ゆずを冷凍保存する方法
ゆずの冷凍保存方法を紹介します。
ゆずをまるごと冷凍する場合
- Step1洗うゆずの表面を洗い、水気を切る
- Step2ラップに包むゆずをまるごとラップで包む
- Step3冷凍用保存袋に入れる空気を抜いて冷凍用保存袋に入れ密閉する
- Step4保存する冷凍庫で保存する
ゆずの皮をむいて皮を冷凍する場合
- Step1洗うゆずの表面を洗い、水気を切る
- Step2皮をむくゆずの皮の裏側にある白い繊維ごと、縦方向に幅広くむく
- Step3ラップに包むむいた皮をぴったりとラップで包む
- Step4冷凍用保存袋に入れる空気を抜いて冷凍用保存袋に入れ密閉する
- Step5保存する冷凍庫で保存する
ゆずの皮をむいてカットしたものを冷凍する場合
- Step1洗うゆずの表面を洗い、水気を切る
- Step2皮をむく皮の裏側にある白い繊維をゆずに少し残しながら、縦方向に幅広くむく
- Step3カットするゆずを半分にカットする
- Step4ラップに包むゆずをぴったりとラップで包む
- Step5冷凍用保存袋に入れる空気を抜いて冷凍用保存袋に入れ密閉する
- Step6冷保存する冷凍庫で保存する
カットしたゆずを皮ごと冷凍する場合
- Step1洗うゆずの表面を洗い、水気を切る
- Step2カットするゆずを半分にカットする
- Step3ラップに包むぴったりとラップで包む
- Step4冷凍用保存袋に入れる空気を抜きながら冷凍用保存袋に入れ、密封する
- Step5保存する冷凍庫で保存する
ゆずの果汁を冷凍冷凍する場合
- Step1果汁を絞るゆずの表面を洗い、水気を切る
- Step2カットするゆずを半分にカットする
- Step3果汁を絞るゆずの果汁を絞る
- Step4冷凍する果汁を製氷機に入れ冷凍する
- Step5冷凍用保存袋に入れる凍った果汁を空気を抜きながら冷凍用保存袋に入れ、密封する
- Step6保存する冷凍庫で保存する
野菜マルシェのなのか
- 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
- アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
- 冷凍室を強に設定するとなおよし
皮を縦方向にむくと、ゆずの香りの減少を抑えることができます。
ゆずの冷凍保存の際の保存期間
ゆずは1か月程度冷凍保存が可能です。
ゆずの冷凍保存の際の栄養素は?
果皮にはビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、マグネシウムが含まれます。
摂取することにより特に抗酸化作用、免疫力向上が期待できます。
ゆずを冷凍したあとの解凍方法
丸ごとゆずを冷凍したときには、常温に置いて自然解凍していきます。15分ほどで外皮を削ぎ切ることが出来ます。さらに45分ほどおいておくと果汁を絞ることが可能です。
皮だけ冷凍したときや果汁はそのまま調理に使うことができます。
ゆずを乾燥(干す)保存方法
ゆずの乾燥(干す)保存法をご紹介します。
ゆずの乾燥(干す)保存法
- Step1洗うゆずをぬるま湯で洗う
- Step2スライスするゆずの皮ごとを輪切りスライスする
- Step4天日干しするスライスしたゆずをザルに広げ3日ほど天日干しする
ゆずの乾燥(干す)の干す保存の際の保存期間
乾燥させたゆずは5日ほど保存が可能です。
ゆずの乾燥(干す)を干した後の戻し方
乾燥させたゆずは戻さずにドライフルーツとして使用します。
パンケーキなどのトッピングや紅茶に入れるなど、自分ならではのアレンジを楽しむことが出来ます。
また、干しゆずではちみつ漬けにすると香り豊かなレシピにもなります。
ゆずの乾燥(干す)を干す保存の際の栄養素は?
果皮にはビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、マグネシウムが含まれます。
摂取することにより特に抗酸化作用、免疫力向上が期待できます。
ゆずの乾燥(干す)のカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
ゆずをカットしたときの保存に関してご紹介します。
ゆずをカットしたときの保存期間
カットしたゆずは、ラップに包み冷蔵で5日ほど保存が可能です。
ゆずを長持ちさせる保存方法
ゆずを長持ちさせる保存方法をご紹介していきます。
ゆずは冷凍と乾燥(干す)どちらが長持ちできる?
ゆずは果実まるごとで冷凍すれば、1か月程保存が可能です。
また乾燥させたゆずは5日ほど保存が可能です。
用途にもよりますが、長期保存させたい場合は冷凍保存がお勧めです。
ゆずの保存方法 大量あるときは?
ゆずが沢山ある場合は、「塩ゆず」で大量保存するとも可能です。
- 塩ゆずを保存する瓶は煮沸する
- ゆずはよく洗う
- 表面の水気を拭き取り、容器の大きさに応じて、ゆずを皮ごとスライスする(この時、ゆずの両端は使えませんので、切り落とす)
- 塩は、ゆずの量に対し約10%入れる
- ゆずと塩を入れた容器のふたをして1日1回混ぜるように容器をよく振って1週間で完成
ゆずの大量あるときのレシピは、後ほど書いていきます。
ゆずを包む新聞紙がないとき
新聞紙がない場合はキッチンペーパーで代用することも可能です。
ゆずの洗い方(農薬を落とす方法)
- ぬるま湯で洗う
- 少量の塩を皮表面にこすりつける
ゆずの皮の保存
ゆずの皮の保存方法をご紹介します。
ゆずの皮は冷凍保存?
皮は空気に触れると酸化し、香りが劣化してしまいます。
皮を保存する時は冷凍保存するようにしましょう。
冷凍保存する際は、剥いたゆずの皮が空気に触れないようラップでしっかり包みます。
その後、冷凍用保存袋に入れ密封し冷凍庫で保存します。
ゆずの皮は塩で保存?
ゆずの表皮を塩でこすり洗いすると、ゆず特有の香りが引き立ちます。
しかし、塩着けで皮を保存しても、従来の保存方法と比べ、香りに大差はありません。
また、塩で保存する場合は、果汁も使えるよう果肉と合わせて保存する「塩ゆず」がお勧めです。
ゆずの見分け方と選び方
新鮮なゆずと腐っているゆずの見分け方をご紹介します。
腐っている場合の見分け方
- 皮に黒ずみがある
- 皮が柔らかく、皮と実の間に隙間がある
- 香りが悪い
新鮮な選び方
- 果皮全体が色付いている
- 皮が固く、張りがある
- 香りが良い
ゆずについて
スーパーで通年見かけるゆずですが、大きく「青ゆず」と「黄ゆず」の2種類に分けることが出来ます。
夏場におもに出回る「青ゆず」は冬季に出回る「黄ゆず」の若い実となります。
その名前の通り、表皮が青く、キリッとしたさわやかな酸味と香りが特徴です。
果汁としては勿論のこと、皮ごとすりおろして、青柚子胡椒などの薬味に使用されています。
また、ゆずの旬とされる11月頃から出回る「黄ゆず」は完熟ゆずなので「青ゆず」以上に香りが引き立っており、冬至のゆず湯として使われています。
季節ごとに特徴の違うゆずを楽しんでみましょう。
ゆずの旬
11月~12月にかけて、ゆずは旬を迎えます。
ゆずの保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
ここではゆずの保存食について簡単に書く
ゆずの保存食の種類
- 砂糖漬け
- はちみつ漬け
- 味噌
- お茶
ゆずの保存食レシピの簡単作り方と保存期間
冷蔵庫で2週間ほど保存が可能です。
ゆずの果汁を使ったレシピと保存期間
冷蔵庫で6か月ほど保存が可能です。
ゆずの砂糖漬け・はちみつ漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
冷蔵庫で2週間程保存が可能です。
冷蔵庫で1か月程度保存が可能です。
ゆずの漬け物の作り方の保存食レシピ
- 大根 1/3本
- 砂糖 大さじ1
- ゆず 1/2個
- 塩 大さじ1/2
- 酢 適宜
- 大根を棒状にカットする
- ゆずの皮を千切りにする、果汁は絞っておく
- 保存袋に大根とゆず、砂糖、ゆずの果汁も入れて揉みこむ
- 半日ぐらいすれば出来上がり!
保存期間は、4日間ぐらい持ちます。
酢は、酸味が足りないときに追加してください。
甘味が足りないときにはお好みで追加してください。
ゆず味噌レシピと保存期間
冷蔵庫で3か月ほど保存が可能です。
ゆずを大量消費できるレシピと保存期間
冷蔵庫で3か月程度保存が可能です。
ゆずジャムレシピと保存期間 冷凍できる?
冷蔵で1週間程度、冷凍で6か月ほど保存が可能です。
ゆずの長期保存できる日持ちレシピ
冷蔵庫で1年ほど保存が可能です。
ゆずをおせちに入れるなら
冷蔵庫で1週間ほど、冷凍庫で3週間ほど保存が可能です。
離乳食の保存
ゆずを使用した離乳食レシピはありません。
ただ、ゆずは食物繊維量が少なく消化に良く、豊富にビタミンが含まれています。
ゆずは生後11ヶ月~1歳頃の離乳食後期から与えることは可能ですが、
基本的に赤ちゃんはもともと「酸味」や「苦味」を嫌がる傾向にあります。
ゆずを離乳食に加える場合は、幼児向けヨーグルトなどに果汁数滴混ぜる程度から様子を見ながら与えるようにしましょう。
また、加熱したものより生のほうがアレルギーになりやすい傾向があるので、ゆずの果汁を与える際は、一度加熱し、冷ましたものを与えるようにすると良いでしょう。
しかし、加熱すると生のもと比べ、ビタミン量が減少する点を留意しておきましょう。
また、保存食となる、ゆずジャムやゆず茶は市販品の場合、砂糖を多く含んでいるので、与えると糖分過多になる可能性があります。
これらの食品を与える際は、無添加や糖類を抑えた自家製のもので、少量から様子を見ながら与えるようにしましょう
ゆずの保存方法と保存期間、保存食をご紹介しました。
果物の中でも群を抜いてビタミンCを多く含んだゆずは、疲れた体のリラックス効果には最適なアイテムです。
レシピもアレンジの自由度が高いものが多いので、是非オリジナルのゆずレシピに挑戦してみて下さい。
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