かき菜は一足早く春を告げる野菜として、親しまれていますね。
栃木県佐野市をはじめとする両毛地域で古くから作られてきた伝統野菜で、花の蕾がついた状態で収穫されます。
旬な時期は、3月から4月にかけての春だけの時期で、なかなかお目にかかることができず
・かき菜を長期保存したい
・栄養素を最大限に摂取したい
・どのように調理したらいいか分からない
と、悩みが出てきます。
そこで、かき菜の冷凍、冷蔵、干す時の保存方法、保存期間を紹介していきます。
かき菜は冷凍、冷蔵でも保存できますし、干すこともできお浸しや椀もの、炒め物にも使えます。
また、適切な保存方法をすれば保存期間を伸ばすこともできます。
保存期間や保存食レシピも一緒にご紹介していきますので、ぜひご活用ください。
正しいかき菜の保存方法を知り、ぜひ、かき菜で料理をしてみましょう。
Contents
かき菜の保存の仕方
かき菜は、乾燥すると鮮度の劣化が早まるので、軽く湿らせた新聞紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
なるべく購入した日に調理することをおすすめします。
かき菜の保存温度
かき菜の最適な保管温度は5℃前後です。
香り、風味、栄養素を損なわないように冷蔵保管がおすすめです。
かき菜の保存方法まとめ
- 常温・・・その日のうちに食べきる方が良いでしょう。
- 冷蔵・・・水分を含んだ新聞紙で包み、ビニール袋に入れ、野菜室に保存する。
- 冷凍・・・塩茹でしてから水にさらす。小分けにカットし保存袋に入れ、冷凍する。
- 干し・・・塩茹でしてから水にさらす。小分けにカットし、風通しの良いところで干す。
かき菜の保存期間まとめ
- 常温・・・なし
- 冷蔵・・・2~3日
- 冷凍・・・2週間
- 干し・・・2か月
かき菜の常温の保存方法
かき菜は、鮮度の劣化は早いのでその日のうちに食べ切ってしまいましょう。
かき菜の冷蔵の保存方法
かき菜の冷蔵の保存方法をご紹介します。
かき菜の冷蔵保存法
- Step1包む湿らせた新聞紙で包む
- Step2袋にいれるビニール袋にいれる
- Step3保存’立てて、野菜室に保存する
徐々に水分が減っていきますので、2、3日中に食べるのがおすすめです。
葉が乾燥すると黄色く変色したり、香りが抜ける原因になります。
立てた状態で保存できれば、なお良しです。
かき菜の冷蔵の保存期間
かき菜を冷蔵で保存した際の期間は、約2~3日です。
葉が黄色くなる前に早めに食べきるほうがいいでしょう。
かき菜の冷蔵保存の際の栄養素は?
ビタミンや鉄分、カルシウムなどのミネラル、カロチン、食物繊維など様々な栄養素を含みます。
かき菜の冷凍の保存方法
かき菜の冷凍の保存方法をご紹介します。
かき菜の冷凍保存法
- Step1茹でる沸騰したお湯で約1分塩茹でする
- Step2水にさらす軽く水にさらす
- Step3水気をとる’水気をしっかりとる
- Step4保存’小分けしやすいようにカットし冷凍保存する
かき菜を冷凍して解凍すると、酵素反応によって色が変化したり弾力がなくなったりしてしまいます。
そのため、冷凍した場合は、凍ったまま加熱をするようにしましょう。
ただし、生のかき菜を加熱調理した場合に比べ、シャキシャキした食感が失われてしまうことには注意しておきましょう。
かき菜の冷凍の保存期間
かき菜を冷凍で保存した際の期間は、約2週間ほどの保存が可能です。
一度、茹でることでかき菜の風味を損なわなくします。
かき菜の冷凍保存の際の栄養素は?
あまり長いこと茹ですぎたり、水に浸しすぎると、ビタミンCが流れていってしまうので、注意してください。
かき菜の干しの保存方法
かき菜の干しの保存方法をご紹介します。
かき菜の干し保存法
- Step1茹でる沸騰したお湯で約3~5分塩茹でする
- Step2急冷する冷水で急冷する
- Step3水気をとる’水気をしっかりとる
- Step4切る’3~4㎝くらいに切る
- Step5干す’風通しの良いところで4~5日ほど干す
茹でる際は、茎を先に茹でるのがコツです。
茹でたあと、急冷することで変色を防ぎます。
えぐみも減り甘みも増しますので、炒め物や煮物、パスタも含めてお料理に使ってみてくださいね。
かき菜の干しの保存期間
かき菜を干しで保存した際の期間は、約2カ月の保存が可能です。
干した際の状態がよければ3カ月も保てます。
かき菜の干し保存の際の栄養素は?
長時間茹でるので、ビタミンCなどの水溶性ビタミンは、栄養分が流出しやすくなります。
かき菜のカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
かき菜をカット(切った)してしまったときの保存方法をご紹介します。
かき菜の保存方法 使いかけ
かき菜をカット(切った)してしまったら、保存容器(保存袋)に入れて保存します。
かき菜をカットしたときの保存期間
かき菜は、冷蔵で保存容器(保存袋)に入れ約2~3日、冷凍で約2週間持ちます。
かき菜の長持ちさせる保存方法
かき菜を長持ちさせる保存方法をご紹介していきます。
かき菜を保存するときは
葉がやわらかくしおれやすいので、保存する場合は、しめらせた新聞紙などで全体を包み、ビニール袋に入れて立てて冷蔵庫の野菜室に保存します。
固めに茹でラップに包み、冷蔵の場合は約2~3日程度の保存ができます。
長持ちさせたいときには、固めに茹でて水気をしぼってからラップで包み、冷凍しましょう。
かき菜の見分け方と選び方
かき菜の腐っている見分け方と新鮮な選び方を説明します。
かき菜の腐っている場合の見分け方
腐り具合は以下にあてはまると危険です。
- 葉が黄色く溶けている
新鮮な選び方
新鮮な選び方は、以下の通りです。
- 葉がみずみずしい
- 色が緑鮮やかなもの
- 茎や茎が詰まったもの
かき菜は茎が伸びすぎると硬くなってしまうので、つぼみがあまり伸びておらず葉から飛び出ていないものを選びましょう。
かき菜について
かき菜には、いったいどのような栄養成分があるのでしょうか。
かき菜に含まれている栄養成分は、βカロテン、ビタミンB群、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などが含まれています。
カルシウムは、ほうれん草の3倍もの量が含まれています。
ビタミン類や、鉄分、食物繊維等は、皮膚や粘膜の抵抗力を強めて、風邪予防・老化防止・便秘等に効果を発揮します。
お浸しなど、茹でて供されることが多く、食味は、歯ごたえのほか苦みと甘みと併せ持つうま味と、はなやかな香り、鮮やかな緑色が愛されています。
かき菜の保存食レシピ
かき菜の美味しい食べ方には、お浸し・和え物・煮物・椀物・炒め物・焼き物・天ぷらなどの揚げ物があります。
かき菜の人気のレシピを紹介します。
かき菜の人気レシピ
- おひたし
- 炒め物
- スープ
かき菜の保存食レシピの簡単作り方と保存期間
かき菜の保存食をご紹介します。
かき菜のナムル
保存期間は、3~4日です。
かき菜の常備食人気レシピの作り方と保存期間
かき菜の香り、風味をそのまま味わえます。
保存期間は、3~4日です。
かき菜の漬物・酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
かき菜は、塩漬けにすると美味しいです。
保存期間は、1週間ほどです。
かき菜の長期保存できる日持ちレシピ
かき菜が長期保存できるレシピは、漬物です。
かき菜をお弁当のおかず
保存期間は2~3日です。
他にも、オイスター炒めや、ツナと炒めると味付けが簡単にできます。
まとめ
春の訪れを告げる野菜のかき菜は、栄養価も高くて旨味も強く、ほんのりと苦みがあり、食感はシャキシャキとおいしい野菜です。
料理のレパートリーも多いので、ぜひ料理をしてみてくださいね。
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