おせち料理の黒豆に沿えてある、赤いチョロギ(ちょろぎ)。
チョロギに馴染みがある人もいますが、一方で全く知らない人もいる野菜です。
初めて見る人は、貝か芋虫のような見た目に驚きます。
実は、シソの仲間で、食べている部分は地下にある茎です。収穫後は真っ白な見た目をしています。
最近になって、チョロギの効能や、豊富な栄養素について見直され、国内での生産量が増えている注目の野菜です。
今後、貰い物やスーパーなどで出会うかもしれないチョロギですが、保存方法や食べ方まで知っている人は少ないです。
今回の記事は、チョロギの保存方法、保存期間とともに簡単に作れる保存食レシピも紹介していきます。
Contents
チョロギの保存の仕方
チョロギは漬物にして保存することが多いですが、生なら土の中の保存が適しています。
チョロギの保存温度
チョロギの保存に適している温度は10~15度です。
温かくなると、芽や根が出ます。
チョロギの保存方法まとめ
- 常温・・・土に埋め保存する
- 冷蔵・・・ポリ袋に入れて野菜室で保存する
- 冷凍・・・なし
- 干し・・・なし
チョロギの保存期間と賞味期限まとめ
- 常温・・・翌春まで
- 冷蔵・・・3~4日
- 冷凍・・・なし
- 干し・・・なし
チョロギを常温保存する方法
チョロギを常温保存する方法を紹介します。
チョロギの常温保存法
- Step1土に埋めるチョロギを土に埋める
- Step2保存する気温差の少ない日陰で保存する
チョロギは乾燥しやすいので、乾燥しないように土できちんと覆ってください。
埋める場所がない場合は、プランターでもできます。
チョロギの常温保存の際の保存期間
チョロギを常温で保存できる期間は、翌春までです。
チョロギの常温保存の際の栄養素は?
チョロギの常温保存の際の栄養素は、発芽しない限り、減ることはありません。
3月を過ぎて、温かくなってくると発芽の為に糖分を使うので、オリゴ糖が減ってしまします。
なるべく早めにいただきましょう。
チョロギを冷蔵保存する方法
チョロギを冷蔵保存する方法をご紹介します。
チョロギの冷蔵保存法
- Step1チョロギをポリ袋に入れる
- Step2保存するチョロギを野菜室で保存する
チョロギは乾燥に弱いので、ポリ袋に入れて保存してください。
チョロギの冷蔵保存の際の保存期間
チョロギを冷蔵で保存できる期間は、3~4日です。
長く保存すると茶色く変色します。
チョロギの冷蔵保存の際の栄養素は?
チョロギの冷蔵保存の際の栄養素は、短期間ではあまり変化はありません。
でも、塊茎を食べる野菜は、冷やすと糖分が増えます。
チョロギもオリゴ糖が増える可能性はあります。
チョロギを冷凍保存する方法
チョロギを冷凍保存する方法はありません。
チョロギを干す保存方法
チョロギを干す保存方法はありません。
チョロギのカット(切った)後の日持ちする保存方法は?
チョロギは小さく、そのまま使うことが多いため、生のチョロギをカットした後の保存方法はありません。
チョロギの長持ちさせる保存方法
チョロギを長持ちさせる方法を紹介します。
チョロギの夏と冬の保存の違い
チョロギは通年ではなく、11月下旬~12月に収穫します。
夏に、生のチョロギが、市場に出ることはほとんどありません。
冬に保存する場合は、土に埋めて保存することをおすすめします。
状態が良ければ、翌春まで保存できます。
チョロギの丸ごと保存
チョロギは丸ごと保存することが、一般的です。
常温保存なら、土に埋めるのが最も長期保存できます。
数日以内に使用するなら、冷蔵保存がおすすめです。
チョロギの外の保存
チョロギの収穫時期は11月下旬からです。寒い時期なら外で常温保存できます。
ただし、土に埋めないと、チョロギが乾燥してしまいます。
チョロギの保存容器や保存袋
チョロギの保存には、ポリ袋や蓋つきの容器を使用します。
チョロギの洗い方(下処理)
- 流水でチョロギを洗う(洗いにくい場合は、水をためたボウルを使います)
- 溝に土が残っていないことをよく確認する
- 酢水につける
チョロギの茹で方
- お湯にチョロギを入れる
- 2~3分程度茹でる
- ザルにあげる
チョロギの芽や根が出てしまったら
土に埋めたチョロギを、春まで放置していると、芽や根が出てくることがあります。
毒性があるかはわかりませんが、芽や根が出たものを食べるのは控えましょう。
チョロギの見分け方と選び方
チョロギの腐っている見分け方と新鮮な選び方を説明します。
腐っている場合の見分け方
腐り具合は以下に当てはまると危険です。
- 色が茶色に変色している
- 芽や根が生えている
- 柔らかい
- 異臭がする
新鮮な選び方
新鮮な選び方は、以下の通りです。
- 色が白っぽい
- ふっくら丸みがある
- 大粒
チョロギの旬
チョロギの旬は11月下旬~12月です。
ちょうど、おせちの準備を始める時期ですね。
チョロギについて
チョロギは中国の原産で、見た目から「草石蚕」とも言われます。
日本では、「長老喜」と書かれることがあり、縁起物として、おせち料理に使われてきました。
栽培は比較的容易で、肥料は必要ありません。家庭菜園でも、ほとんど放置して育てられます。
うっかりしていると増えすぎるので、気をつけて育ててください。
チョロギには、オリゴ糖やアクティオサイドなどが含まれ、整腸作用や、胃潰瘍の予防に効果的であるとされています。
さらに、チョロギに含まれる成分が、脳細胞を活性化することが実証さています。脳梗塞や認知症にも効果が期待されている注目の野菜です。
漢方としても、効能が高いことが認められています。
でも、体を冷やす野菜なので、食べ過ぎには注意しましょう。
チョロギの保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方
チョロギの保存食と常備菜の人気をご紹介します。
チョロギの保存食の種類
- 漬物
- 煮物
- 炒め物
チョロギの保存食レシピの簡単作り方と保存期間
チョロギは、漬物が一番有名ですが、素揚げにしても美味しく食べることができます。
チョロギの常備食人気レシピの作り方と保存期間
冷蔵庫で2~3日保存できます。
チョロギの漬物・酢漬けの作り方の保存食レシピと保存期間
冷蔵庫で1週間程度、保存できます。
チョロギの長期保存できる日持ちレシピ
チョロギは、梅干しのように、塩分濃度を15~20%にして漬け込むと、かなり長持ちします。
状態が良ければ半年程度保存できます。
でも、塩以外のものを入れると、2~3ヶ月程度保存期間になります。
漬け込んだチョロギは、塩抜きしてから使いましょう。
チョロギをお弁当のおかず
漬物にしたチョロギは、お弁当に入れられます。
酢につけたものなら、お弁当が傷みにくくなるので、助かりますね。
チョロギの保存食筋トレ
チョロギは、豊富な栄養素と効能を持っています。運動している人にも取り入れてほしい野菜です。
チョロギに含まれている糖分は、全てオリゴ糖なので、腸内環境を整える効果があります。
体の内側から健康になれる野菜ですね。
離乳食の保存
茹でたチョロギは、離乳食中期からあげられます。つぶして裏ごししましょう。
チョロギは、茹でるとゆり根のような食感になります。
味は淡白なので、いろいろ組み合わせて使ってみましょう。
チョロギの保存方法と保存期間、保存食をご紹介しました。
チョロギは、豊富な栄養と高い効能が期待される注目の野菜です。
生のチョロギに出会う機会は少ないですが、見かけたら、ぜひ食卓に加えてみてください。
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