ゴーヤのコンパニオンプランツは?植える時期と育て方のコツ

別名ニガウリとも呼ばれる独特の苦みをもつゴーヤ!苦手と思う方も多いものの、園芸ではグリーンカーテンとしての人気も高く夏になるとよく窓際で見かけます。

しかし、ゴーヤは意外と葉が少なく、単体ではグリーンカーテンとしてはいまひとつです。

そこで、ゴーヤと相性の良いコンパニオンプランツと植えてあげると、立派なグリーンカーテンとしての役割を果たし、色々な収穫も楽しめるのでぜひプランターでも挑戦してみてください!

ゴーヤと相性抜群のコンパニオンプランツ

単体では葉の数が少ないゴーヤと相性の良い植物をまとめました!

ゴーヤ×シカクマメ

シカクマメはゴーヤと同じ沖縄出身の野菜で、ゴーヤとシカクマメは一緒に植えてあげるとお互いが良く育つようになります!つるの成長の仕方が違うので、ゴーヤの間を埋めるように葉が茂ります

ゴーヤ×ササゲ

アフリカが原産国の暑さに強いマメ科の野菜です。細長い豆が特徴的で、ササゲも成長の仕方がまた違うので、グリーンカーテンをまんべんなく繁らせるにも最適です。マメ科の野菜なので、ゴーヤと共に植えてあげるとゴーヤの成長に良い影響を与え、長期間栽培するお手伝いをしてくれます!

ゴーヤ×パッションフルーツ

グリーンカーテンでフルーツも育てることができます!甘酸っぱい実が特徴的で、実は育てるのも難しくなく虫がつきにくい植物なのでゴーヤと一緒に育てる事で、忌避効果が期待できます!

MEMO
60cmくらいのプランターだと、コンパニオンプランツとして一緒に育てる事が出来るのは2~3種類くらいが目安です。
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ゴーヤとコンパニオンプランツの栽培方法

ゴーヤやコンパニオンプランツを効率よく育てるために、ポイントを押さえて育ててみましょう!

必要な物

  • プランター:幅が広いもの
  • 野菜用培養土
  • カーテン用ネット
  • 麻ひも
  • 種や苗

ゴーヤは発芽率も良く、種からでも育てやすい野菜です。

種からの発芽が心配な方は、ホームセンターなどでゴーヤは苗でも売られているので苗購入が便利で安心です。

シカクマメやササゲの苗はなかなか無いと思われるので、種からチャレンジしましょう!

パッションフルーツは多年性の植物で、上手く育てると長期間栽培する事ができます。ホームセンターで春から夏にかけて挿し木苗が販売されるので、初めはこちらを購入しましょう。

植える時期と植え付けのポイント

植え付け時期

  • ゴーヤ   5月後半~6月(種or苗)
  • シカクマメ 5月後半(種)
  • ササゲ   5月後半(種)
  • パッションフルーツ 4月後半~5月(苗)

コンパニオンプランツとして同じプランターに植える場合は、同時に植え付ける事ができる5月後半頃がおススメです!

step1 プランターの置き場を決めて土を入れる

日当たりが良く、風の通る場所にプランターを設置しましょう!グリーンカーテンにする時は、ネットも貼っておきます。

注意
外機の位置に注意!ベランダ栽培の場合、最も気を付けるポイントが室外機の風です。これに当たってしまうと乾燥が激しく、失敗の原因になります!室外機の前は絶対に避けましょう!

プランターの底には鉢底石を敷く

プランター栽培の場合、土の保水と排水のバランスがポイントになりますが多くの場合鉢底石は敷いておいた方がベストです。

100均でも購入でき、繰り返し利用する事ができるのでストックしておきましょう。

鉢底石を入れる量の目安は、プランターの底が隠れる程度~プランターの1/3くらいまでです。

日当たりなどによって水はけの良さが様々なので難しいですが、乾燥気味だなと感じたら多めに水やりしましょう!

step2 種まき・植え付け

  • ゴーヤ同士の間隔は30cmくらいあける
  • ゴーヤから10cm程離したところに、シカクマメやササゲの種をまく

ゴーヤ同士で根が邪魔をしないように、30cm程の間隔をあけて種まきします。

シカクマメやササゲはゴーヤの成長を助けてあげたいので、あまり離しすぎずに植えてあげると良いです。種まきは1か所に3粒ほどまきます。

パッションフルーツ植え付け

パッションフルーツを植える時は、土を50cm程深くしっかりと掘って植え付けます。植え付け直後は風に弱く、揺られてしまうと成長が遅くなるので最初は短めの支柱を立ててあげると安定します。

step3 間引き

ゴーヤは本葉が2~3枚出た頃に一番勢いの良い1株を残して間引きします。シカクマメやササゲは、1か所に2株残します。

MEMO
本葉とは?

一番最初の葉=子葉といい栄養のある葉です。この栄養を使い本葉が成長してきます。子葉とは形が違い、本来の葉の形をしています

この頃から、乾燥しにくいように腐葉土をプランター表面に足してあげると良いです。

step3 誘引する

苗が育ってきたら、ネットに這わせるように麻ひもで優しく括ってあげましょう!一度しっかりと這うとネットに沿って自然と成長してくれます。

ゴーヤの先端を摘む

ゴーヤがある程度成長してきたら、真上に伸びているゴーヤのツルの先端を摘み取ってしまいます。すると今度は横方向にツルが勢いよく伸びるようになり、グリーンカーテンとして広がってくれます!

パッションフルーツは人工授粉必須!

パッションフルーツは6月頃から花が咲き始めますが、日本では虫媒介での受粉があまり成功しません。なので、花が咲いたら人工授粉をしてあげると実が付きやすいです!

開花時間が昼前~夕方頃と短いのがネックです。

step4 水やりと追肥

ゴーヤ・シカクマメ・パッションフルーツは水を沢山必要とする野菜です!毎日たっぷりと水やりしてあげましょう。実が付き始めた頃に、ゴーヤの根元から少し離れたところに発酵油かすを1粒与えてあげましょう。

step5 収穫

収穫時期の目安
  • ササゲ 7月頃から秋まで
  • ゴーヤ 8月頃から秋まで
  • シカクマメ 8月後半から秋まで
  • パッションフルーツ 8月~9月&11月~12月 (受粉から2~3カ月)

一番早く実が付くササゲを筆頭として8月には収穫ピークを迎えます。

ゴーヤはあまり大きくさせすぎず、少し小さめで収穫するのが長持ちさせるコツです。大きさの目安は、太さが人の手首くらいあれば収穫時期です。

完熟ゴーヤ

ゴーヤを緑色で収穫せずそのまま育てると、黄色く熟れた完熟ゴーヤになります。

完熟ゴーヤは苦みがうすれ、甘みが増してまた違った味わいで食べられ美味しいです。なかなか市販では食べられないので、ぜひ味わってみて下さい。

ただし、完熟させると株が疲れてしまうので、ゴーヤの苗が十分に大きくなった頃に少しだけ完熟ゴーヤを育ててあげて下さいね!

野菜マルシェのなのか

完熟ゴーヤはサラダにしても美味しいですよ!

プランターでも効率よく栽培しよう!

スペースのないプランター栽培でも、コンパニオンプランツを組み合わせる事で収穫できる種類や量をアップさせることができます.

 

プランター栽培に少し興味がある方はぜひ色々な野菜の組み合わせを調べて、一緒に育ててみて下さいね!

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