プランターじゃがいもの上手な植え方!おすすめの品種とプロのコツ

3月に植え始める代表的な野菜と言えば、じゃがいもです。

常備野菜として非常に優秀なじゃがいもを家庭で美味しく可愛く育ててみましょう!

品種を選ぶポイント

男爵やメークインなど料理ごとにじゃがいもを使い分けている方も多いかと思います。

じゃがいもはとても種類が豊富なので、家庭菜園で育てるのであればよりお好みのものを選択してみると楽しいです。

食感の違いや長期保存向きな品種をまとめましたのでぜひ参考にしてみて下さい。

【ホクホク食感】のおススメ品種

特徴:でんぷんが多く、煮崩れしやすい
おススメ料理:コロッケ・ポテトサラダ・こふきいも・ふかしいも

  • 男爵…有名な王様
  • キタアカリ…男爵よりも香りが強い
  • ベニアカリ…病気に強い
  • ジャガキッズ…ビタミンCが男爵の2倍 甘い
  • アンデスレッド…クリーミーで甘い 長期保存×

【煮込み料理向き】のおススメ品種

特徴:でんぷんが少なく、煮崩れしにくい
おススメ料理:カレー・おでん・シチュー・肉じゃが

  • メークイン…ほんのりとした甘み
  • とうや…大きいサイズになりやすい 低カロリーでビタミンCが豊富
  • レッドムーン…深いコクとあまみが強い

【中間のオールマイティ】おススメ品種

特徴:粘質・粉質のバランスが良くどんな料理にも使いやすい
おススメ料理:それぞれに特性あり!

  • シンシア…保存性◎ バターとの相性が抜群
  • こがね丸…油との相性が良くフライドポテト用として有名 保存性も◎
  • インカの目覚め…ナッツ類の風味を持つ独特な味わい ポテトチップスなどに◎
  • デジマ…皮ごとでもとても美味しい 保存性は× 早めに食べきるべし
  • シャドークイーン…中が紫色のじゃがいも アントシアニンが豊富

保存性の良い品種

じゃがいもには休眠期間という状態があり、芽が育ちにくい時期があります。
つまりこの休眠期間が長い品種がより保存性に優れた品種です。
少しずつ長期に渡って食べたい場合は休眠期間に注意しましょう!

  • 十勝こがね…休眠期間144日程 【極長】
  • ベニアカリ…【長い】
  • シンシア…【極長】

野菜マルシェのなのか

普段目にしない品種を食べる事ができるのが家庭菜園の楽しみの一つです!色々な種類を上手に選択して、楽しく栽培してみましょう!

ジャガイモのおススメプランター

ジャガイモは種イモを植えたところからぐんぐんと上に芽が伸びてイモがつきます。その芽の成長に合わせて土を被せてあげると上手に沢山のイモを育てる事ができます。

深めのプランター

  • 深さは30cm以上
  • 株間は25cm程度あける 60cm幅で3株が目安

深さが充分にあるもので、幅は育てたい個数に合わせて調整しましょう。

麻袋もおススメ

じゃがいもは袋栽培でとても育てやすくおすすめです.

わざわざプランターを購入しなくても、買ってきた培養土の袋のまま育てる事ができるので、手軽に始める事が来ます。

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種イモを準備する プロのポイント

基本的にじゃがいもは種イモを購入しましょう

種イモは栽培することを想定した病気のチェックが行われています。食用のイモはそこまでのチェックが行われていないため、食用の芋を種イモにするのは非常に危険です。

良い種イモを選ぶ

ホームセンターなどでも時期になると種イモが多数販売されます。

この場合だと自分で種イモを選ぶ事ができる場合も多いので良い種イモの特徴を把握しておきましょう!

ここをチェック!
  • 大きい芽がしっかりと出ている
  • 芽の位置がばらけていてバランスよく出ている
  • しっかりと重みがある
  • カビなどおかしなところが無い

【point】 日光浴をさせて種イモの芽を育てる

しっかりと事前に芽の勢いを伸ばしてあげることで、じゃがいもの成長は大きく変わります。

20日程陽の当たる場所に種イモを置き、まんべんなく光が当たるように日光浴をさせます。

【point】種イモを適切な大きさに切る

種イモは50g程度の大きさがちょうどいい大きさです。大きいジャガイモは2~3個に切り分けます。

このときの切り方が要注意ポイントです!

ゃがいもは上部分と下部分では芽の出やすさに違いがあります上下で切り分けてしまうと下部分の方が伸びる芽が少なくなってしまうので、縦方向に切り分けるようにしましょう

【point】切り口が腐らないように草木灰をまぶす

じゃがいもの切り口から種イモが腐ってしまう事が良く起こりますので、それを防ぐために切り口に灰をつけておきます。

もし灰をわざわざ買うのは嫌な場合は、切ってから2日程かけてしっかりと断面を乾燥させてもOKです。

種イモを植え付ける

プランターの土は容器の半分程度を目安に入れておきます。袋栽培の場合も半分の土をよけておきましょう。これは芽が伸びてきたら土を足していくためです!

いよいよ種イモを植えていきますがここでもポイントがあります。

植え方で育ちが変わるポイント!?

切り口を上にすると…元気な大きなイモが育ちやすい※芽が出ない可能性もある
切り口を下にすると…数が多く取れやすい

切り口を上に向けた場合、芽は下を向いた状態から一生懸命上へ向かって伸びようと強くなり、伴ってじゃがいもも立派な大きさになりやすいと言われています。

ただし、全ての芽が強く育つ事はできない可能性が高いので、芽が沢山ついているものを選ぶ方がいいです。

野菜マルシェのなのか

小ぶりで沢山欲しいか、大きいじゃがいもがいいかはお好みですが植え方一つで変わってきます。

10cm育ったら芽かきをして、土を足す

種イモから沢山の芽が順調に伸びてきて、全体的に10cm程度の多きになってきた頃、元気な1本~2本を選んで他の芽は抜いてしまいます。

芽かきが終われば、とっておいた培養土をここで追加します。伸びてきた芽の下半分程がしっかりと隠れるくらいに土をかけてあげましょう!

2週間程してまた芽が伸びたら土を足す

ジャガイモが育ってきて、土から顔をだしてしまうと表面が緑色になってしまいます。これは毒性のあるソラニンという物質が多くなっている証拠なので食べられないじゃがいもになってしまいます。太陽の光が直接イモに当たることの無いように、こまめに土をかけましょう

収穫時期の目安

おおよそ植え付けてから3カ月程経過すると、じゃがいもの葉が黄色っぽくなってきます。これがそろそろじゃがいもが食べられるサインです!

まずは完全に抜いてしまわず数個だけ探って収穫してみましょう!この頃のじゃがいもを新じゃがと呼びます

葉が完全に黄色くなり枯れた頃が、完熟したじゃがいもの収穫シーズンです。

収穫は晴れの日に行いましょう!

湿ったジャガイモの痛みは非常に速いので、収穫は晴れの日に行う事が鉄則です!

理想は午前中に収穫し、半日程度天日干しすると表面がしっかりと乾き傷みにくく保存しやすくなります。

うっかり日に当てすぎると、緑色になってしまうので要注意です!

ポイントを押さえて美味しいじゃがいもを作りましょう!

じゃがいもは家庭菜園でも収穫をしっかりと楽しむ事ができるおすすめ野菜です。育てるポイントだけしっかりと押さえて、立派なじゃがいもを作ってみましょう!

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