ヒシの実の保存方法|冷凍・冷蔵・期間と保存食レシピ!干し方は?

ヒシは、日本各地の池や沼に自生する水草で、実の部分はヒシの実として食用になります。

出回る量はとても少ないので馴染みが薄く、どうやって保存するものか困ってしまう方も多いでしょう。

ヒシの実は冷蔵保存や冷凍保存、また干して保存することが可能です。

この記事では、ヒシの実の冷蔵・冷凍・乾燥保存する方法、保存期間、含まれる栄養や保存食レシピをまとめています。

茹で方や食べ方もご紹介しますので、この記事を参考にしてみてくださいね。

ヒシの実の保存の仕方

茹でて殻をむき、冷蔵または冷凍して保存します。

良く洗って保存袋に入れ、殻付きの生のままで冷蔵、冷凍もできます。

または日陰で乾燥させ、密閉容器に入れて保存します。

ヒシの実の保存温度

10℃以下です。

ヒシの実の保存方法まとめ

  • 常温・・・なし
  • 冷蔵・・・そのまま、または茹でて殻をむいて保存
  • 冷凍・・・そのまま、または茹でて殻をむいて保存
  • 干し・・・陰干しして密閉容器に入れて保存
  • カット・・・なし

ヒシの実の保存期間と賞味期限まとめ

  • 常温・・・なし
  • 冷蔵・・・茹でて殻をむいたもので2~3日、殻付きの生のもので1週間
  • 冷凍・・・茹でて殻をむいたもので2週間、殻付きのもので半年
  • 干し・・・1ヵ月
  • カット・・・なし

ヒシの実を常温保存する方法

ヒシの実は常温保存にはむきません。

ヒシの実を冷蔵保存する方法

塩茹でして殻をむき、タッパーや保存袋に入れて冷蔵します。

または良く洗って、そのまま保存袋に入れて冷蔵します。

ヒシの実の冷蔵保存法

茹でて保存する方法は以下の通りです。

  • Step1
    下処理
    塩茹でして殻をむく
  • Step2
    保存
    タッパーや保存袋に入れて冷蔵する

ヒシの実の冷蔵保存の際の保存期間

殻付きのもので1週間、茹でて殻をむいたもので2~3日が目安です。

茹でて殻をむくと、時間とともに色が悪くなり味も落ちますので、早めに使うようにしてください。

ヒシの実の冷蔵保存の際の栄養素は?

ヒシの実はでんぷんが多く含まれますが、β-カロテンやビタミンB群、カリウムやリンなどのミネラルも含まれています。

また食物繊維や葉酸も多く含まれます。

収穫してから間をあけずに保存することで、栄養素の減少を防ぎます。

ヒシの実を冷凍保存する方法

良く洗ってフリーザーバックに入れるか、塩茹でして殻をむき、フリーザーバックなどで密封して冷凍します。

または良く洗ってフリーザーバックに入れて冷凍します。

ヒシの実の冷凍保存法

茹でて冷凍する方法をご紹介します。

  • Step1
    下処理
    塩茹でして殻をむく
  • Step2
    保存
    フリーザーバックなどに入れて密封し、冷凍する

野菜マルシェのなのか

  • 冷凍するときにはなるべく薄く平らにする
  • アルミのトレイにのせると早く冷えやすい
  • 冷凍室を強に設定するとなおよし

ヒシの実の冷凍保存の際の保存期間

茹でて殻をむいたものは2週間が目安です。

殻付きのものは約半年保存が可能です。

ヒシの実の冷凍保存の際の栄養素は?

ヒシの実は薬膳の食材として使われるほど、栄養豊富な食材です。

滋養強壮や、胃の健康に役立つ成分があるといわれています。

冷凍すれば、栄養素を保ったまま長く保存することができます。

ヒシの実を冷凍したあとの解凍方法

茹でたものは流水にあてて解凍します。

加熱調理するものは凍ったまま使えます。

殻付きのものは2時間ほど水に浸してから茹でます。

冷凍したものは茹ですぎないように注意してください。

スポンサードリンク

ヒシの実を干す保存方法

干す保存方法は、生のヒシの実を乾燥させる方法をお伝えします。

ヒシの実は陰干しして乾燥させ、密閉容器に入れて保存します。

ヒシの実の干す保存法

  • Step1
    干す
    新聞紙などの上に広げ、日陰に置く
  • Step2
    保存
    密封容器に入れて冷暗所で保存

ヒシの実の干す保存の際の保存期間

1か月が目安です。

ヒシの実を干した後の戻し方

2~3時間水に浸けておきます。

ヒシの実を干す保存の際の栄養素は?

ヒシの実は殻にも栄養が豊富で色々な研究がされています。

殻を煎ってお茶にして飲むと、がんの予防や白血球の働きが良くなるなど、さまざまな効果が期待されています。

干すと実にもビタミン類が凝縮され、保存がきくとともに栄養も増えると考えられます。

ヒシの実の長持ちさせる保存方法

良く洗って、そのまま冷凍すると長持ちします。

ヒシの実の殻のむき方

茹でた後、乾かないうちに殻をむきます。

乾くと固くなり、むきづらくなるので早めにむきましょう。

平らな部分に切り込みを入れるとむきやすくなります。

包丁よりハサミを使うほうが安全にできます。

ヒシの実の茹で方

  1. 良く洗って、2時間~1晩水に浸ける
  2. 鍋に水、2~3%の塩、ヒシの実を入れて火にかける
  3. 沸騰したら20~30分茹で、水に浸して冷ます
茹でる前に水に浸してアクを抜き、水から茹でていきます。

さらに加熱する料理に使うなら、茹で時間は10分くらいでよいでしょう。

ヒシの実の保存場所

冷蔵庫か冷凍庫が良いでしょう。

ヒシの実の見分け方と選び方

腐っている場合の見分け方

腐り具合は以下に当てはまると危険です。

  • 実が黒く変色している

新鮮な選び方

新鮮な選び方は、以下の通りです。

  • 殻にハリがある
  • 実が黒ずんでいない

ヒシの実の旬

9月中頃から11月中頃にかけて収穫されます。

ヒシの実について

ヒシの実は福岡県や佐賀県で栽培もされていて、時期になると道の駅などで販売されていることがあります。

栽培されているヒシの実は「トウビシ」といって、突起が2ヵ所あり、天然のものより大きいのが特徴です。

自生するヒシの実は「オニビシ」「ヒメビシ」といって、とても小さく、突起が4か所あるのが特徴です。

若いヒシの実は殻が柔らかく生で食べることもできそうですが、寄生虫の心配があるので生食は避けたほうが良いでしょう。

ヒシの実の保存食と常備菜人気簡単レシピの作り方

ヒシの実の保存食の種類

  • 和え物
  • ご飯もの
  • 炒め物

ヒシの実の保存食レシピの簡単作り方と保存期間

ヒシの実の炒め焼き
茹でておいたヒシの実の活用にぴったりです。
その都度作っておいしくいただきましょう。

ヒシの実の常備食人気レシピの作り方と保存期間

ヒシの実ごはん
食感に変化がついておいしくいただけます。

冷蔵庫で1~2日保存できます。

ヒシの実の簡単揚げ
これもおつまみにぴったりですね。

その都度作っていただくのがおすすめです。

ヒシの実の保存食冷凍レシピ

ヒシの実のおこわ
ヒシの実は栗のように甘くなく、どんな料理にも合いやすいです。

冷凍すると2週間ほどもちます。

ヒシの実のお弁当のおかず

ヒシの実のピーナッツ和え
ヒシの実はクセがないので、いろんな味付けでおいしくいただけます。

冷蔵庫で2~3日保存できます。

まとめ

ヒシの実は小さい中身にたくさんの栄養を含んだ食材です。

下処理が必要なので敬遠してしまう方もいると思いますが、その個性的な形を見つけたらぜひトライしてみてください。

新しい味に出会うとまた、料理が楽しくなりますよ。

レパートリーを増やして、食べることを楽しんでくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です