れんこんの保存方法|冷凍・冷蔵・保存期間と保存食レシピ!酢水につけると長持ちする?

シャキシャキした食感のれんこんは冬が旬ですよね。れんこんのはさみ揚げは好きなレシピのうちですが、れんこんのスライスを買うと、ちょっと酢の臭いがキツイし。

生のれんこんを買ってきて、そのままの状態で冷蔵庫に保存してしまったら、長持ちできず腐らせてしまうこともありますよね。

今回は、れんこんの冷凍や冷蔵の正しい方法で保存期間を長持ちさせて使い残しがないように保存食レシピと一緒にご紹介します。

Contents

れんこんの保存の仕方

れんこんの保存は、冷凍と冷蔵、冬であれば常温も可能です。干して保存することも出来ます。

れんこんには、主の成分がでんぷんなので糖質ダイエットをしている方は要注意ですが、ビタミンCが多く含まれています。れんこん1㎝でレモン1個分という含有量です!

ビタミンCの他にも、ムチンが含まれています。れんこんを切ると、糸を引きますがそれがムチン成分なんです!

ムチンには消化を助ける働きがあり、胃の調子が悪い方には、粘膜を保護するので定期的に摂取したい食材ですね。

れんこんの旬は冬。11月から3月までに収穫されます。

れんこんの保存方法

  • 常温・・・新聞紙で包み涼しい場所で保存します。
  • 冷蔵・・・新聞紙で包み冷蔵庫で保存します。
  • 冷凍・・・薄く切り軽く茹でて冷凍します。
  • 泥付き・・・泥付きの場合は、土の中で保存します。
  • 干し・・・薄く切って2日ほど干しセミドライにします。

れんこんの保存期間と賞味期限まとめ

  • 常温・・・2.3日
  • 冷蔵・・・1週間
  • 冷凍・・・1か月
  • 干す・・・セミドライは5日
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れんこんを常温保存する方法

れんこんの常温保存法

れんこんは普段スーパーであれば一本丸々を購入することはなく、節1つか2つぐらいで購入する方が多いかと思いますが、れんこんは冬に旬を迎え寒さに耐えれるので冬であれば常温でも保存は可能です。

新聞紙で包み涼しい場所(冷暗所)での保存します。

夏は腐りやすくなるため冷蔵庫で保存することをおススメします。

しかし、スーパーで購入するときには、一本丸々ではなく節ごとのときは冬でも常温には向きません。

れんこんの常温保存の際の保存期間

一本丸々の場合・・・2~3日が目安です。

れんこんの常温保存の際の栄養素は?

れんこんを常温で保存すると、栄養素は変わりません。

れんこんを冷蔵保存する方法

れんこんの冷蔵保存法

れんこんは、節ごと新聞紙で包み乾燥を防ぎます

れんこんの冷蔵保存の際の保存期間

丸ごとの場合は、冷蔵庫で一週間の目安で使い切ってください。

れんこんの冷蔵保存の際の栄養素は?

れんこんを冷蔵庫で保存すると、栄養素は変わりませんが新鮮な栄養素よりは徐々に減っていきます。

れんこんを冷凍保存する方法

れんこんの冷凍保存法

れんこんを冷凍するには、生のままではなく下処理します。生のれんこんを冷凍すると、繊維が固まってしまい食感がスカスカになるからです。

  1. 皮を抜き、輪切りや半月ぎり、乱切りにして酢水につける
  2. その後、軽く茹でる
  3. ざるにあげて粗熱が取れたら、保存袋に平になるように入れて冷凍庫で急速に冷凍

ちょっと面倒な下処理ですが、色落ちを防ぐためですのでひと手間加えます。

れんこんの冷凍保存の際の保存期間

れんこんの冷凍保存期間は、1か月です。

れんこんの冷凍保存の際の栄養素は?

れんこんを冷凍するとれんこん特有のシャキシャキ感は減ります。風味も落ちますが、水に長時間さらないようにして下処理を行うと生に近い状態を保つことができます。

れんこんを冷凍したあとの解凍方法

れんこんを冷凍し解凍するには、解凍せず冷凍のまま調理します。解凍すると水分が流れ出てしまうため、栄養も流出するのでそれを防ぐためです。

そして、冷凍することで細胞が壊れていくので、味が染みやすくなります。

れんこんを水にさらす保存方法

れんこんを水にさらす保存方法

れんこんには水につけて冷蔵庫で保存する方法があります。

容器にカットしていないれんこん全体がつかるぐらいの水を入れて冷蔵庫で保存します。水は2日一度は変えましょう。

カットしてしまうとそれだけ露出が増えますので、空気に触れる部分が多くなり腐りやすくなりますので、あくまでも節ごとでの保存方法です。

れんこんを水にさらす保存期間

れんこんを水にさらして冷蔵庫で保存した場合は、10日ぐらいが目安です。

れんこんを水にさらすと栄養は?

れんこんを水にさらすと、ビタミンCや水溶性のタンニン、カリウムが溶け出していきます。長時間の保存はおススメしません。

れんこんを酢水につける保存方法

れんこんを酢水につける保存方法

れんこんを酢水につけると、変色せず保存でき長持ちします。

水に酢を少し入れ、節ごとでも切ったれんこんでもつけることできます。

れんこんを酢水につける保存期間

れんこんを水にさらして冷蔵庫で保存した場合は、10日ぐらいが目安です。

れんこんを酢水につける歳の栄養素は?

れんこんを酢水につけても、水にさらすのと同じでビタミンCが溶け出してしまうので、要注意です。

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れんこんを干す保存方法

れんこんの干す保存法

れんこんは干して長期保存も可能です。あんまり干しれんこんってスーパーでは見かけませんよね。れんこんチップスはありますが、揚げているのでちょっと違いますし。

干しれんこんの作り方は、簡単ですよ。

  1. れんこんの皮をむく(皮付きでもOK)
  2. 薄切りが一般的ですが、乱切りや棒状に切って好きな形でOK。
  3. 気候や温度によりますが、2日ほど干すとくにゃくにゃになれば出来上がり!

カラっと晴れた日の風がある日が一番良いで干し日和です。もちろん、風がなくても干し野菜は作れますので安心して作ってみてください。

干しれんこんでは、れんこんの皮にはポリフェノールが多く含まれているため、皮付きのれんこんを薄切りにしてセミドライがおススメ。

れんこんを完全に干すには、天候や気温にもよりますが4.5日ぐらいはかかると思います。

白く仕上げたいときには、酢水につけてから干してください。変色せず白いれんこんが出来上がります。

干したれんこんは、冷凍も可能です。保存袋に入れて冷凍保存します。

れんこんの干す保存の際の保存期間

れんこんを数日干すと完全に水分が抜けますので長期保存が可能で半年間です。

調理する前に水に浸すか、スープであればそのまま入れると旨みを吸ってくれて美味しくなります。

また、半生状態で自家製干し野菜は、密封容器に入れるとカビが生えやすくなるので、密閉せずに通気性のある容器(木箱、紙製など)で冷蔵庫で保存し、5日で使い切ってください。

れんこんの干す保存の際の栄養素は?

れんこんを干すと甘みが増し、ねっとり感の濃厚さが味わえます。

干すと栄養価が失われてしまうのは、ビタミン類で、れんこんのビタミンCは減ってしまいます。

反対に、増えるものもあります。それはカルシウムです。他にもビタミンDも増えます。

根(生100g) 根(茹で100g)
炭水化物 15.5g 16.1g
ビタミンC 48g 18g
カリウム 440mg 240mg
食物繊維 2.0g 2.3g

れんこんのビタミンCは風邪の予防にも繋がります。

れんこんのビタミンCは水溶性で茹でると流出してしまい、またれんこんのビタミンCは熱に強いので、茹でて調理するならビタミンCが溶け出しても汁ごと食べれるスープがおススメです。

カリウムも茹でてしまうと、水に溶けだしてしまうので、生のれんこんは栄養価が高いです。一日で女性が摂取する目安が1200mgなのですが、生のれんこんは3分の一取れることになります。

食物繊維は、キャベツ100gで1.8gなので、れんこんのほうが多いことがわかります。

 

れんこんのカット(切った)場合の保存方法は?

れんこんをカットしたときの保存方法をご紹介します。

れんこんのカット(切った)保存法

れんこんをカット(切った)ものは、切り口が空気に触れないようにラップをして冷蔵庫で保存します。

スーパーで売られているのは、節ごとで切られているので切り口から変色してきます。

変色しないためにもカットしてしまったら、れんこんをそのままにせず、カットして下茹でして冷凍、薄く切ったれんこんであれば干すなど、すぐに調理できるように準備しておくと便利です。

れんこんのカット(切った)保存の際の保存期間

れんこんをカット(切った)したら、保存期間は1.2日が目安です。早く使いきりましょう。

れんこんのカット(切った)保存の際の栄養素は?

れんこんをカットしてしまうと、空気に触れる面積が増えるので、栄養を損なわないように下処理が必要です。

れんこん 夏と冬の保存方法の違い

れんこんは夏と冬とでは常温保存で違いがあります。夏場は、気温が高くなるため、常温には向きません。冬でも買ってきたら新聞紙に包んで冷蔵庫で保存します。

れんこんのあく抜き方法

れんこんはあく抜きしないと変色し、食感も変わってきます。すりおろして調理するときにはあく抜きは必要ありません。

れんこんのあく抜きをする理由は、変色しないためと食べ物の苦味や渋み、えぐみが「あく」となりますので、取り除くためと、食感をシャキシャキと感じるようにするためです。

れんこんのあく抜きの方法

水1ℓに対して、酢を小さじ1を入れて3分ほど漬けておき、水切りして調理していきます。

れんこんの見分け方と選び方

新鮮な選び方と腐っている見分け方を説明していきます。

腐っている場合の見分け方

  • 柔らかくなっている
  • 変色している
  • カビが生えている
  • ぬるぬるする

れんこんは、ポリフェノールで空気に触れると変色し黒くなったり、ピンクや赤茶色になったりしますが、少しぐらいなら大丈夫です。

しかし、切っても奥のほうまで変色していると腐っているので、食べれないです。

新鮮な選び方

れんこんは、ふっくらしているのが特徴です。選び方のポイントとして、

  • 切り口や穴が変色していないこと
  • 皮は薄茶色
  • ふっくらと丸みがあること

スーパーで売っているのは泥付きのものが多いですが、切り口をみて購入してください。

れんこんの保存食レシピ

れんこんの保存食レシピをご紹介します。

れんこんの保存食の種類

れんこんの保存食は、れんこんのきんぴらが有名ですね。

他にも、れんこんチップスなどは保存ができます。

れんこんの水煮

れんこんの水煮は、水につけている保存と同じ方法です。

スーパーで売られているれんこんの水煮は、皮が向かれてスライスされているものが多く下処理も必要ありませんよね。すぐに調理できるので、忙しい時には便利です。

賞味期限も長いですが、開封後はすぐに使い切りましょう。

れんこんの保存食・常備食レシピ

れんこんの保存食や常備食をご紹介します。

今回は干しれんこんを使ったレシピです。

干しれんこんのステーキ

れんこんのきんぴらの保存期間

れんこんはきんぴらにすると、美味しく食べれますよね。

れんこんのきんぴらは、しっかりと味付けをすれば5日ほど日持ちします。

しかし、口につけた箸でれんこんのきんぴらを触ると菌が繁殖したり、開け閉めが多くなると空気に触れる機会が増えていきますので、5日より短くなります。

 

れんこんの保存方法をご紹介しましたが、いかがでしょうか。

れんこんの旬は冬に迎え、あまり見る機会も少ないとは思いますが、縁起の良い食べものです。ぜひ干し野菜を作り楽しく保存してみてくださいね。

 

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